<京都・路上事件>「刺されるから出てきたらあかん」叫び声

 

◇死亡男性は27歳 刺した男は逃走、殺人事件で捜査

31日午後3時ごろ、京都市伏見区肥後町の路上で、「人が刺されている。早く来て」と女性から110番通報があった。

京都府警伏見署員が駆け付けたところ、大津市木戸の猪飼将希さん(27)が右胸を刺されており、間もなく病院で死亡が確認された。

大津市の別の男性(45)も左腕などを切りつけられ重傷だが、意識はあるという。

刺したとみられる男は現場から逃走しており、同署が殺人事件として調べている。

 

同署によると男は40~50代で上下とも黒っぽい服装をしていた。

 

現場には当時、猪飼さんら2人のほか、少なくとも男女2人と幼児がおり、

「人間関係のトラブルについて話し合うため男のマンションに来たが、車から降りた猪飼さんと男性がいきなり刺された。男は包丁を持って逃げた」

などと説明しているという。

現場近くには、猪飼さんらが乗ってきたワゴン車が、前部のバンパーが破損した状態で止められていた。

刃物は残っておらず、男が持ち去った可能性が高いという。

現場は京阪丹波橋駅の南西約600メートルの住宅街。

商店街に近く寺院やマンションなどが建ち並んでいるが、道幅が狭く、近所の人によると普段から人通りは少ないという。

正月を前に、街はものものしい雰囲気に包まれた。

 

近くに住む50代の女性は

「怒鳴り声がしたので外に出ると、帽子をかぶった男が放心状態で震えながら立っていた。ワゴン車が周囲の家の壁にぶつかりながら蛇行運転していて、怖かった」

と語った。

別の女性(51)は、

「クラクションの音が鳴りっぱなしだったので外を見ると、人が倒れていた。女の人が『刺されるから出てきたらあかん』と大声で叫んでいて、近くに刃物を持った男がいて、走って逃げた」

と話した。

 

 

京都府警は同日、職業不詳の中村正勝容疑者(50)=同区=を殺人未遂の疑いで緊急逮捕し、発表した。

 

伏見署によると、中村容疑者の逮捕容疑は、同日午後、もめごとを話し合おうとしていた男性の腕を切りつけたもの。

「刃物で刺した」と容疑を認めているという。

中村容疑者は同日夕、大阪府警四條畷署に出頭した。

 

猪飼さんはワンボックス車で男性ら5人と一緒に中村容疑者の自宅付近に到着し、車から降りてまもなく胸を刺された。

5人のうち2人は女児で、けがはなかった。

車は前部が壊れ、男性は車内で血を流して倒れていた。

 

捜査関係者によると、男性の娘と中村容疑者は過去に同じ職場で働いていたが、最近はトラブルになっていたといい、男性が娘や知人の猪飼さんらと一緒に話し合いをするために訪れていたという。

 

現場は伏見区役所に近く、住宅やマンションなどが立ち並ぶ一角。

近くの商店の女性(57)は「早くーっ」と叫ぶ女性の声が聞こえ、外に出ると、倒れている人を数人で介抱しているのが見えたという。

 

猪飼さん宅の近所の女性(46)は「愛想もよくてすごくいい子だったのにかわいそうで」と話した。

 

現場近くで商店を営む男性(81)は

「息子に『パトカーがたくさん来ている』と聞いて現場に行こうとしたが、ロープが張られていて近づけなかった。人が刺されたと聞いた。30年以上住んでいるが、普段は静かなところで、こんなに大きな事件は起きたことがない」

と驚いた様子だった。

 

 

大晦日だというのに・・・なんという事件でしょうか。

 

 



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