【座間9遺体】惨劇の現場アパートの事件の爪痕

 

元風俗スカウトマンの連続殺人鬼、白石隆浩容疑者(27)に世間は震え上がった。

10月に女子高生を含む男女9人の遺体が発見された神奈川県座間市の現場アパートでは12月14日、神職による慰霊祭が行われたが、殺人での立件はその日までに9人中2人。

全容解明はまだこれからだ。

 

アパートは、小田急小田原線の相武台前駅から徒歩5分ほど。

線路沿いにある。

記者が12月上旬に訪れた時には、まだ警察の規制線が張られていた。

たまたまアパートから出てきた男性を直撃したが、疲れ切った表情で「いや、ちょっと無理」と立ち去っていった。

 

現場の周辺は人通りが少なく、時折通過する電車の轟音が響く。

アパートから10メートルほど離れた場所に花束や飲み物、果物やお菓子などが置かれていた。

犠牲者への供物だろう。

中には「たくさんの笑顔をありがとう」と記されたA4サイズの手紙も添えられていた。

 

近隣住民が言う。

「事件から1~2週間後に引っ越しのトラックが2、3台止まっているのを見ましたが、今は静かなもの。12月の初めごろに警察の車が1台来て、それっきりですね」

 

別の近隣住民は事件をこう振り返る。

「このあたりは座間市内でも治安のいい地域なんです。もう数十年住んでいますが、恐怖を覚えましたね。そういえば、遺族の方がタクシーで来られて、お坊さんがアパートの前でお経をあげていたのを覚えています」

 

アパートのオーナーがWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥の父親であることでも話題になったが、関係者によると、今も複数の入居者がおり、入居者の募集もしている。

白石容疑者の賃貸契約も続いているらしい。

 

アパートから車で10分ほどのところにある白石容疑者の実家も訪ねた。

締め切ったカーテン、軽自動車とバイクの位置は事件発覚当時のまま。

 

近所の男性が言う。

「(白石容疑者が)小学生の頃に家の前でボールを蹴ったり、自転車に乗ったりして遊んでいるのをよく見かけたよ。普通の子と変わらない。(白石容疑者の)お父さんは息子が逮捕されてから戻ってきていない。どこへ行ったのか心配だよ……気の毒に」

 

爪痕は深い。

 

 



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