キタサンブラック(牡5歳)が最後のレース、有馬記念で見事な有終の美を飾った。

2017年12月24日、中山競馬場で16頭が出走したG1・有馬記念(芝2500メートル)、キタサンブラックがスタートから先頭で飛び出し逃げ切った。

 

北海道から出てきたエリートとは言えないキタサンブラックだが、優勝賞金3億円を加えた通算獲得賞金は18億7684万3000円で歴代1位。

通算20戦12勝、G1レース7勝はディープインパクトなどと並び歴代最多だった。

 

「あんな立派な馬主さんは見たことない」

今後1年間はまだ十分出走でき賞金も稼げる。

しかし、馬主で歌手の北島三郎さん(81)は、同じ北海道から出てきた自分の姿を投影したのだろうか...。

 

「これが最後のこの馬の姿かなと思ったら、胸が熱くなってきて涙がこぼれた。沢山の皆さんに愛し支えていただき、これ以上の幸せを感じたことはありません。あとは牧場でゆっくり休ませたい」

 

キタサンブラックは北海道日高町のヤナガワ牧場で生まれた。

父のブラックタイドはディープインパクトの兄だが、G1レース未勝利。

母は1度も出走することなく引退したシュガーハートで、エリートとは程遠かった。


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一躍脚光を浴びたのが2015年10月の菊花賞での優勝。

以来、武豊騎手と組んで人気馬に。

 

その武豊騎手も

「名馬に巡り合えて、僕自身本当に光栄でした。騎手としてすごく幸せな時間を過ごせました」

と感無量の面持ち。

 

中山競馬場でレースを見た国際ジャーナリストの手嶋龍一氏も、

「北島さんは、まだ十分走れるのにあとは牧場でゆっくり休ませてあげたいと。あんな立派な馬主さんは見たことない」

と絶賛。

「血統は超一流とは言えないですが、奇跡を起こした名馬ですから、種馬として何とか成功してもらいたい」

と別れを惜しんだ。