17日に全日程を終えた冬巡業を最後まで無断休場し、巡業部長代理を務める春日野親方(元関脇栃乃和歌)から、「職務放棄じゃないか」と指摘された貴ノ岩。

その師匠である貴乃花親方(45=元横綱)にも「職務放棄だ」という声が上がっている。

 

ある親方が言う。

「貴乃花親方の役職である巡業部長は本部勤務の義務がないので、国技館に詰める必要はない。しかし、だからといって執行部からの電話まで拒否するのは明らかにおかしい。一体、自分が何のために冬巡業に帯同しなかったのか、分かっているのか。これじゃあ、職務放棄と同じではないか」

 

貴乃花親方は協会執行部からの電話を無視。連絡は書面でと注文を付けながら、書類を持参した危機管理部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)を門前払いすること数度。

揚げ句、今度からはファクスにしてもらいたいと居留守まで使って協会との接触を拒んでいる。

 

巡業部長である貴乃花親方が冬巡業に帯同しないのは、あくまで日馬富士暴行事件への対処を優先させるため。決して謹慎処分中でも、理事としての任を解かれたわけでもない。

依然として肩書は巡業部長であり、巡業先で何か事件が起きた場合などは、報告を受ける義務がある。その巡業部のトップであり相撲協会の理事が電話にも出ないということは、万が一のときに迅速な対応ができないことになる。

 

つまり、この1カ月間、貴乃花親方は理事としての仕事をしていないどころか、業務を妨害していた可能性すらある。

それでいて、高額の月給が支払われるとすれば、こんなにバカらしいことはない。

 

理事の給料には親方としてのそれも含まれており、月給149万8000円。



これに勤続手当8000円が加算される。

勤続手当とは親方としての勤続年数によって月ごとに支払われるもの。

2003年に引退した貴乃花親方は「勤続11年以上、16年未満」にあたり、8000円の区分になる。

 

相撲協会の「役員及び評議員の報酬並びに費用に関する規程」の第3条には、「本協会は、役員等の職務執行の対価として報酬を支給することができる」とある。

この1カ月、貴乃花親方は一体、何の「職務」を果たしたのか。

 

それでも月額150万円以上の報酬を手にするのであれば“給料ドロボー”もいいところだ。

貴乃花親方は現執行部に不信感を抱き、あくまで己の信念に基づいて行動しているという。

だがしかし、組織に所属する以上は義務が生じる。

協会職員として、理事としての義務を放棄しながら、給料だけはもらいますなんて理屈が通らないことくらい、子供でも知っていることだ。

 

確かに、職務は全うしなければなりませんね。