白鵬のわがままは「子供でも分かる」から始まっていた。

 

白鵬は、心のボタンをどこで掛け違えたのか。

舌禍騒動の要因となった2015年初場所13日目の稀勢の里戦から、振り返ってみる。白鵬が前に出たが、土俵際で稀勢の里の小手投げを食らった。

軍配は白鵬に上がるも、物言いに。

稀勢の里の左腕が落ちるのも際どかったが、白鵬の右足の返りも微妙。

協議の末、朝日山審判長(元大関大受)は「両者落ちるのが同時と見て取り直し」とアナウンスした。

 

ここで、ズレが生じていた。

 

師匠の宮城野親方が証言する。

「白鵬は、足の甲が返ったことを知らなかった。あの時、説明してくれていれば違ったかもしれない」

 

白鵬側からすれば、審判長が

「稀勢の里の体が落ちるのと、白鵬の足が返るのが同時と見て取り直し」

と、詳細に説明してくれれば、そこで疑念の芽は摘めていたはず-という思いがあった。

 

ただ、大前提として、審判への批判はご法度。

他のスポーツと違い、大相撲の審判やビデオ係は、角界の先輩である親方衆が務めている。

「子供でも分かる」

との批判は、あまりに敬意を欠いた。

 

そこを徹底しなかった師匠の指導力不足も問題がある。

どうしても納得いかなかったのなら、非公式でも審判部に確認すべきだった。

そこで「甲が返っていた」と知っていれば、納得できたはずだ。

 

稀勢の里戦の前に、白鵬をいら立たせた“事件”があったと指摘する関係者もいた。

「ある親方と会食で同席になり『稀勢が勝てばいいんだ』と言われたらしい。それで横綱はカチンときたそうだ」

 

だが、そんな瞬間的な出来事だけが、要因とはいえない。

審判部批判につながる“下地”は、以前からあった。国籍を変えない限り親方になれない協会規約への不満、過熱する対戦相手への応援も、頂点の横綱には面白くなかっただろう。

 

まだ、協会内には白鵬に不満を持つ親方がいる。

所作についても、以前から懸賞の取り方などが疑問視されてきたが、初場所千秋楽では他の力士の取組中に遅れて控えに入ってきたり、春場所の土俵祭りで理事長より遅く着席したりと、素行の乱れは明らか。

協会内部とのしこりを解消するには、審判部に素直に謝り、現役トップとして手本になる行動を取るべきだろう。

 

現役最強力士であることは間違いない。

八百長問題などで角界がどん底にある時も、横綱として土俵を支えてきた功績も絶大だ。

それだけに、舌禍騒動をあやふやにしたままの状況は、協会やファンにとっても歯がゆい。

本来の性格も、多くの人との交流を好み、社交的だけにもったいない。

「真の大鵬超え」のためには、乗り越えるべきことが残されている。

 

この2015年当時から白鵬には誰もきちんと意見できなかったんですね。

 

 


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当時、プロレスラーとなっていた曙とのインタビューがあります。

 

――白鵬が審判批判を展開したことで波紋が広がっている

曙:たまたまあの日(23日)は(両国国技館の)2階席から見ていたんです。ボクの席から見る限りは(どちらが勝ったか)分からなかった。周りのお客さんは、2回(取組を)見られたので喜んでいましたけど。

 

――白鵬の主張についてはどう思うか

曙:一瞬で判定するのは難しいんですよ。座っている(5人の)審判はビデオを見てないし。それに(土俵の)下から見たり、テレビのアングルによっても全く違う景色になる。ハイスピードで相撲を取っているから、家でゆっくりビデオで見ても分からないしね。うーん、難しい。

 

――では、大鵬超えの記録をつくった大横綱がなぜ会見の席で禁断の審判批判を口にしたのか

曙:言いたい気持ちは分かります。33回の優勝って、身も心もボロボロなんですよ。気持ち一つで(相撲を)取ったので、感情が爆発してしまったんじゃないかな。どれだけ命をかけて優勝記録を目指していたのかを感じますね。その場に立った人間と一般の人の感覚は違うんですよ。33回って、とんでもない記録ですから。

 

――現役時代、自身の勝負の判定で「おかしい」と感じたことは

曙:ボクは部屋に戻って(映像を)見返すタイプじゃなかったんです。たとえ負けても「明日もあるし」と切り替えていましたから。ただ、心配するのは、ここで記録をつくって気持ちを爆発させたことによって、緊張の糸が切れてしまうことです。ボクの周りからも「(優勝)40回はいけるんじゃないか」っていう声も聞く。でも、ここで緊張感を壊してしまうと、34回、35回って目指していく来場所(3月8日初日、大阪府立体育会館)からが心配ですね。

 

――自身も同じような経験はあったのか

曙:ボクは「10回優勝したい」とか「優勝して子供と一緒に写真を撮る」「2000年まで相撲を取りたい」っていう夢があって、続けることができた。だけど、2000年の11月場所で優勝して、達成感から緊張の糸が切れてしまったんです。(翌年の初場所後に引退した)

 

――白鵬は“不当な差別”を受けているかのような発言もしている。外国人初の横綱として現役時代に感じたことは

曙:差別的なものはないと思いますよ。ボクは経験したことがなかったですね。

――最後に

曙:本人はしっかり相撲を取ったらいいし、あとは(日本相撲)協会と審判に任せればいいんです。

 

 

曙のほうがよほど人格者ですね。

 

 

現在、日馬富士による暴行事件の渦中の一人として、横綱白鵬(32)は連日メディアの注目を集めている。

九州場所では立ち合い不成立アピールや万歳三唱などの行動が物議を醸したが、モンゴルにいる実父は、そんな“暴走横綱”に苦言を呈している。

 

白鵬の父は、モンゴル相撲の元横綱で、国の英雄。

白鵬が唯一頭の上がらない存在だというが、

 

「実は今回の事件について父親が激怒していましてね……。息子の白鵬を庇うどころか、“お前が事件の張本人じゃないか”“お前が日馬富士さんを引退に追い込んだも同然”と怒りをぶちまけたというのです」(モンゴル力士の事情に詳しい関係者)

白鵬が引退後に親方になるためには日本への帰化が必須だが、これまで父は息子の帰化に一貫して反対してきた。

それが今年に入り態度が軟化、夏ごろには“白鵬、帰化を決意”といった記事がスポーツ紙にも掲載された。

しかし、今回の事件に激怒した父は、「帰化計画は白紙に戻せ」と白鵬に告げたという。

 

「白鵬の目標は親方になることだけではなく、仲間を募って“モンゴル一門”を結成し、まずは協会の理事になること。そして、最終的には協会の理事長になりたいという野望を持っている。しかし、全ては日本国籍を取得してからの話ですので、父親から“帰化計画は白紙”と言われ、相当焦っているようです」(同)

 

日馬富士のみならず、白鵬の将来にも波及する今回の事件。

 

12月14日発売の週刊新潮では、白鵬の勘違い美人妻の振る舞いや、貴ノ岩の「診断書」を作成した病院と相撲協会ナンバー2との関係と共に、事件を6ページで特集するそうです。

 

 

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