富岡八幡宮殺人 姉の首を日本刀で切った元宮司の弟「ボンちゃん」の悪評

 


2016年の茂永容疑者

 

「深川の八幡さま」として知られる富岡八幡宮(東京都江東区)周辺で、宮司の富岡長子さん(58)らが襲われ、3人が死亡した事件。

 

目撃者から話を聞いた近隣住人がこう話す。

「弟の(富岡)茂永容疑者が日本刀を振りかざし、姉の長子さんの首を切り、そのまま胸をひとつき。日本刀は割れていたようです」

3人を殺傷した後に自身も自殺したと見られる富岡茂永容疑者(56)。

警視庁が殺人容疑で調べている。

 

茂永容疑者と地元小学校、中学校の同窓生である50代の男性はこう話した。

「事件の速報を聞いたとき、過去にきょうだいのいさかいがあったので、茂永(容疑者)の犯行ではないかと思った。同時に凶器が日本刀だと聞いて、そんな根性のあるやつじゃないとも思った」

茂永容疑者とはどのような人物なのか。男性は続ける。

「学生時代のあだ名は『ボンちゃん』。ボンボンのボンです。勉強もスポーツもできるほうではないが、お金は持っている。イジメの対象になっていた」

そんな茂永容疑者が変わったのは大学進学後のことだという。

「お金で釣った悪友をボディーガードみたいにつけるようになった。移動はいつも車で、18歳のときには外車のリンカーンを乗り回していましたね」

そうした過去を知っているからこそ、茂永容疑者が父親の後を継ぎ宮司になったときには、「ふざんけんな」と陰口をたたく地元の人間が多かったという。

しかし、茂永容疑者はその後、2001年に宮司を辞めさせられている。

 

その理由を富岡八幡宮の関係者はこう話した。

「神社本庁に収めるお金を使い込んでいることが明らかになり、辞めさせられたのです。辞めさせられたというよりは、追放したと言ったほうがいい。宮司になってからは毎晩銀座を飲み歩き、月に100万、200万円を使いこんでいた。女性にだらしなく、複数回離婚している。神社からは退職金というか、手切れ金として結構な額を渡している」

 


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宮司を辞めさせられた怒りは収まらなかったのか。

茂永容疑者は「積年の恨み。地獄へ送る」などと書いたはがきを姉の長子さんに送りつけて脅迫した疑いで、06年に逮捕されている。

 

姉の長子さんが宮司になった10年ごろにも、怪文書がばらまかれることがあったようだ。

 

地元住民はこう話す。

「神輿総代幹部や神社本庁などに姉の長子さんのあらぬうわさを書いた怪文書がばらまかれていた。弟の仕業であるという証拠はないが、みんなそうだろうと思っていた。宮司になった長子さんの悪いうわさをばらまくことで、何としてもまた宮司に戻りたいのだろうと」

それから約7年。

 

実の弟が姉を日本刀で殺すという最悪の事態になったが、前出の富岡八幡宮の関係者は意外な事実を口にした。

「弟は宮司を辞めた際に結構な金額をもらっているが、お金もつきたのでしょう。過去に散々嫌がらせを受けたにもかかわらず、姉が弟に送金をして助けていました」

ならば、送金してくれる姉を殺害する必要はないのではないか。

 

先の富岡八幡宮関係者は「あくまで私の見方」として、記者にこう話した。

「送金と言っても、何百万円というお金ではない。やはり、茂永容疑者は宮司に戻りたくて仕方がなかったのでないか。富岡八幡宮が神社本庁から離脱することが決まり、自分が宮司として戻る可能性がなくなった。その絶望から自暴自棄になり、最後の凶行に走ったのではないか」

 

富岡八幡宮は10年から姉の長子さんを宮司にするよう神社本庁に具申しているが、それが認められることはなく神社本庁と対立していた。

富岡八幡宮は今年5月に役員会を開き、神社本庁からの離脱を決めている。

 

 

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