宮司殺害 息子のための「自爆」か?

 

「わが子かわいさの“自爆テロ”だったんじゃないか」

そう話す氏子もいる。

 

東京都江東区の富岡八幡宮4人死傷事件は、宮司の座を追われた弟の富岡茂永容疑者(56)が、宮司の姉・長子さん(58)を逆恨みした揚げ句に惨殺し、自殺……とみられているが、もっと根深い裏事情があるようだ。

そもそも茂永容疑者が16年前に神社を追われたのは、異常なほど女癖が悪かったからだ。

「2回の離婚はすべて浮気が原因で、愛人だったホステスを3番目の妻にした。あまりの乱倫ぶりに、宮司だった父親の興永さん(2012年死去)から勘当同然で追い出されています」(氏子)

 

そして興永さんに代わり、10年から宮司代務者として神社を仕切っていたのが長子さんだった。

 

「茂永容疑者は外国籍の最初の妻と1男1女をもうけている。現在30代の息子のAクンは、かつて富岡八幡宮の職員として働いていて、跡取りとみる向きもありましたが、11年に長子さんから懲戒解雇されたそうです。

Aクンは不当解雇だと訴えを起こしましたが、敗訴。『もう戻してあげたら』という同情的な声もありましたが、長子さんは『私の目の黒いうちは』と頑として譲らなかったそうです」(前出の氏子)

 

茂永容疑者は精神的に不安定になっており、今年7月ごろに氏子の幹部に泣きながら電話をかけ、長子さんの悪口をまくし立てたという。

 

「興永さんの妻、つまり長子さんと茂永容疑者のお母さんは、孫のAクンをかわいがっている。自分は宮司に戻れなくても、長子さんを殺して自分も死ねば、Aクンが後を継げるはずだ。宮司は世襲制ではありませんが、茂永容疑者がそう思い詰めたとしても不思議じゃありません。

神社はおさい銭やお守りなどの収入に目が向きがちですが、富岡八幡宮は古くから、門前仲町駅付近まで、永代通り沿い一帯の地主の顔も持っている。そこから上がる借地権代、ビルの契約料やテナント料の年間収入は何十億円ともみられています」(関係者)

 

“跡目争い”が暴走のきっかけだったのか。

 

 

富岡八幡宮の関係者に9日朝、手紙が届いた。

差出人は「前富岡八幡宮宮司 富岡茂永」、消印は8日で、犯行直前に投函したとみられる。

この事件は7日、富岡八幡宮前の路上で、宮司の富岡長子さんが弟の茂永容疑者に日本刀で切りつけられ、殺害されたとみられるもの。茂永容疑者はその後、自殺を図り死亡した。

 

手紙はA4用紙8枚で、

「富岡家の内紛について、その真相を此処にお伝えさせて頂きます」との書き出しで始まる。

宮司の地位などを巡る長年のトラブルについて、自らの主張と、長子さんらへの批判と誹謗中傷を書き、

「富岡八幡宮の末代までの恥さらし、富岡長子を富岡八幡宮から永久追放しましょう」

と要求している。

 

そして、

「要求が実行されなかった時は、私は死後においてもこの世に残り、怨霊となり、私の要求に異議を唱えた責任役員とその子孫を永遠に祟り続けます」

などと、犯行後に自殺することを示唆する言葉で手紙は結ばれている。

また、最後には署名がされ、拇印が押されていた。

 

 



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