貴乃花親方激怒のきっかけは「モンゴル同志の八百長疑惑」

 


やく氏が感じた2012年秋場所千秋楽の結びの一番
日馬富士は白鵬を下して横綱昇進を決めた

 

元横綱日馬富士(33)が平幕貴ノ岩(27)に暴行した問題で、貴乃花親方(45)と横綱白鵬(32)らモンゴル出身力士との対立の構図が鮮明となった。

モンゴル勢の「八百長疑惑」を報じた週刊新潮に日本相撲協会が抗議文送付を決めるなか、元相撲協会外部委員で漫画家のやくみつる氏(58)は、白鵬や日馬富士らの取組に一定の傾向がある可能性を指摘。

“疑惑の一番”を挙げ、「貴乃花親方も不信感を抱いていることは確かだ」と明言する。

 

一方、鳥取県警は一両日中にも日馬富士を傷害容疑で書類送検する。

秋巡業中の暴行から約1カ月半。

日馬富士の引退と刑事事件化で一つの区切りを迎えるが、角界の構造問題はむしろ表面化している。

 

貴ノ岩への聴取を拒否する貴乃花親方に対し、協会側は懲戒処分を示唆、冬巡業にも帯同させなかった。

白鵬が「貴乃花巡業部長の下で冬巡業には参加できない」と批判したことを協会は結果として受け入れた形だ。

 

角界関係者は

「貴乃花親方は『相撲道』を極めることを理想としており、横綱はすべてを超越する存在ととらえている。いまの協会の体制やモンゴル勢は、自分の理想とは違うと感じているところに対立の原因がある」

と話す。

 

その相撲のあり方をめぐり、2007年の力士暴行死事件の際には再発防止検討委の外部委員を務めたやく氏は、一部のモンゴル勢の取組に疑問を呈する。

 

白鵬と日馬富士、元横綱朝青龍(37)の取組について、

「その場所で成績が先行した者に『白星が収斂(しゅうれん)』していく傾向が強かったのではないか」

と話す。

3人のうちの誰かが優勝をかけた一番を迎えると、ほかの力士が本来の力を発揮していないように見えたというのだ。

 

なかでも

「朝青龍の引退後に、日馬富士が白鵬に勝って横綱昇進を決めた一番は噴飯ものだった」

とやく氏は語気を強める。

 

その相撲とは、2012年秋場所千秋楽の結びの一番を指す。

14日まで日馬富士は全勝で、白鵬は10日目に平幕の栃煌山に負けを喫していた。

日馬富士は2分近くの熱戦の末に白鵬を下手投げで破り、2場所連続の全勝優勝を決めた。

会場は大歓声だったが、やく氏は

「最初から白鵬に攻める様子が全く見られなかった。日馬富士の最後の下手投げをたえるようにトントントンと足を運ばせて倒れるあたり、私の目には大相撲というよりは、いかにも“見せ物”という感じにしか映らなかった」

と振り返る。

 

ここ1、2年の優勝争いで、結果的に割を食う形となったのが日本人横綱の稀勢の里(31)だった。

日馬富士と白鵬の千秋楽の取組で、どちらかが負ければ稀勢の里との優勝決定戦になるという局面では、優勝争いをしている側が勝ち、決定戦を回避するというケースがあった。

 

やく氏は

「それが“あうんの呼吸”によるものか、そうでないかは分からないが、白鵬と日馬富士の間でそうした『収斂』がなされることはいくらでもあったのではないか」

と推察する。

 

貴乃花親方は今回の暴行問題で、モンゴル人力士が集まる酒席で暴行が起きたために強硬姿勢を取っているとの観測もあるが、やく氏は

「そこまで深謀遠慮があったなら、もっと別の方法を取っているはずだ。自分の大切な弟子が傷つけられたために行動を起こしたのだと思う」

とみる。

 

ただ、

「貴乃花親方が白鵬に不信感を抱いていることは確かだ。私が見てもこれまでおかしいと思う相撲がいくつもあった。プロである親方がそれ以上のことを感じているのは間違いない」

とやく氏は語る。

 

白鵬は、日馬富士が休場した九州場所で40回目の優勝を飾っており、その実力を疑う者は誰もいない。

だが、日馬富士が引退したことで、今後の賜杯争いの行方に変化は出てくるだろうか。

 

貴ノ岩への暴行は「八百長強要」に従わなかったから・・・?

日馬富士暴行事件の当初から私はそんな疑問を持っていました。

「当たり」だったら大変な事になります・・・

 

 

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