福田康夫元首相の“アベ嫌い”が露呈

 

「国家の記録を残すということは、国家の歴史を残すということ。その時の政治に都合の悪いところは記録に残さないとか、本当にその害は大きい」

「後世に対する悪い影響を残すだけ」

福田康夫元首相が「森友問題」を痛烈批判だ。

 

3日のTBS系情報番組「サンデーモーニング」のインタビューで、福田氏は、森友問題で財務省が公文書を破棄した――と説明したことに対し

「これは問題ありますよ。会計検査院が審査すらできないのは論外」

と怒りをぶちまけたのだ。

 

「(記録廃棄を)正々堂々とやりました、みたいな言い方をすべきではない。間違っていましたぐらいのことを言うべき」

佐川宣寿国税庁長官の理財局長時代の国会答弁を振り返り、ズサンな公文書管理について批判した福田氏。

だが、本当に批判したかった相手は財務省じゃないだろう。

 

■「国家の破滅」発言に続き2回目

何といっても永田町で福田氏のアベ嫌いは有名だ。

2人の政治信条は、水と油、正反対だ。靖国神社の参拝について

「相手(周辺国など)が嫌がることをあえてする必要はない。配慮しないといけない」

と語った福田氏と、知ったこっちゃないという姿勢の安倍首相。

 

対北朝鮮でも、08年の日韓首脳会談で、李明博大統領に

「北朝鮮を説得する時、『日本からのボーナスがある』と話してほしい」

と伝えたという福田氏に対し、安倍首相は「最大限の圧力を加える」だ。

 

福田氏は8月にも共同通信の取材に

「政治家が人事をやってはいけない。安倍内閣最大の失敗」

「国家の破滅に近づいている」

と政権批判していた。

おそらく今回のTV出演も怒りの矛先は安倍首相だ。

 

「福田さんは会合でも度々、安倍さんの話をしていますよ。『何であんなにムキになるのかねぇ』とか『トップがすぐに拳を振り上げちゃダメでしょ』とか。党に息子さん(達夫)がいるから公の場での発言は控えていますけどね」(自民党関係者)

 

福田氏のところには、現職の官僚や自民党議員から安倍首相の批判が持ち込まれているという。

 

政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。

「元首相の福田さんから見れば、内政も外交もメタメタな安倍政権に対して忸怩たる思いがあるのでしょう。メディアに露出したのは、執行部に唯々諾々と従うだけの自民党議員に『これでいいのか。情けないと思わないのか』と叱咤激励の意味も込められていると思います」

自由も民主主義も失ったのが今の安倍自民の姿なのだ。



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