『いつのまにか陥っている? 気付きにくい味覚障害』

 

「料理の味付けが濃くなってきている。」

「馴染みのお店で同じ料理を食べているけど、味付けが薄く感じる。」

といった経験がある方は味覚障害かもしれません。

味覚障害は、最近では若い世代にも患者数が増えており、注意が必要です。

今回は、味覚障害とその原因や予防法などについてご紹介します。

■味覚障害とは


味覚障害とは、味を薄く感じるなどの味覚に異常が起こっている状態を指します。

味が薄いと感じる“感度の低下”から、味を感じなくなる“感度の消失”まで、症状は人それぞれ。
また、「本来の味と違う味になった」という場合も味覚障害の症状のひとつです。

■味覚障害の原因


・味蕾(みらい)の減少萎縮

味は、舌やのどの奥にある味蕾という感覚受容体が五大基本味(甘味・塩味・酸味・苦味・旨味)の情報を受け取り、脳に伝達することで感じることができます。

味蕾は老化するとともに減少・萎縮することが分かっています。

・亜鉛不足

味蕾細胞が新陳代謝をするには亜鉛が必要です。亜鉛が不足すると味蕾の働きが鈍り、味を感じにくくなります。

亜鉛不足は、過剰なダイエットやファストフードの食べ過ぎなどの食生活の乱れによって起こるため注意が必要です。

特に食品添加物の多い食品は、亜鉛を吸収にくくしてしまいます。

 

・唾液分泌の低下

唾液には味の成分を溶かして味蕾へ運ぶ働きがあるほか、味蕾細胞を保護する働きがあります。

唾液分泌が低下する疾患や老化に伴い唾液が減少することによって、味を感じにくくなります。

・舌苔(ぜったい)が多量についている、カンジダ症

舌の表面についている苔のような物質、舌苔が多くついていたり、カンジダ症によって膜に覆われていると味蕾に味の成分が届きづらくなり、味を感じにくくなります。

・味覚の感覚神経がダメージを受けた

舌の神経や味覚を司っている脳の部位に障害が起きた場合に、味覚障害になります。

・薬の副作用

抗生剤や抗アレルギー剤、血圧を下げる薬などを長期的に服用すると副作用により味覚障害になることがあります。

これは薬に含まれる成分が亜鉛とくっついてしまい、亜鉛の吸収量が減り、亜鉛不足になってしまうことが原因です。

・心因性のもの

味覚は脳が感じているもの。心因的な影響を受けると味覚障害になる場合もあります。

 

■セルフケアと予防法

・食事と栄養

亜鉛を摂取することで、症状が改善されると見込まれます。
亜鉛は体内で作り出すことができないため、食事で摂取するようにしましょう。
亜鉛は貝類や海苔、にぼし、昆布、チーズなどに含まれています。

・口内環境を清潔に

味覚障害の原因になる舌炎は、普段から口の中を清潔に保つことで予防することができます。

・ストレスをためない

ストレスをためないことも大切。ストレスは心因的な影響を及ぼすので注意してください。

以上が、味覚障害とその原因や予防法などについてでした。

普段の食生活の乱れが味覚障害の引き金になります。

気になる節のある方は、これを機会に食生活を見直してみるのもいいかもしれません。

 

 

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