指名手配犯の顔300人覚えて街で探す「見当たり捜査員」の感覚

 

指名手配された容疑者らの顔や特徴を脳裏に焼き付け、雑踏の中から捜し出す「見当たり捜査」と呼ばれる手法が、埼玉県警で導入されている。

捜査員は多い時で300人近くの顔を記憶。

繁華街や駅前で、擦れ違うかどうかも分からない容疑者を探すため神経を研ぎ澄ませ、目を光らせている。

 

冷たい風が吹きつける11月上旬。

さいたま市浦和区の店舗が建ち並ぶ一角に男性が一人立っていた。

「夕方になると『今日はいなかった。何でだろう』と思っても、翌朝になれば『今日はいるかもしれない』と思ってまちに立つ。その繰り返しです」

 

男性は県警で見当たり捜査を担当する警部補(60)。

組織立ち上げの2011年春からひたすら、指名手配された容疑者らを追い続けている。

男性警部補の“職場“は人の多く行き交う駅前や繁華街、遊技場など。

「街に一歩出たら、通行人みんなを確認します。どこに潜んでいるか分かりませんから」

 

見当たり捜査は顔写真を基に、指名手配された容疑者らを記憶。駅前や繁華街を歩き回り、捜し続ける。一日に2万5千歩近く歩くときも。

DNA型鑑定や防犯カメラの解析など、科学技術を使った捜査が全盛の時代に、記憶を頼りにしたアナログな捜査手法だ。

行く先に当てがあるわけではなく、何十、何百人という通行人の中から、指名手配の容疑者らを捜す。根気を必要とし、組織立ち上げから6年半で約40人を発見した。

 

男性警部補の手帳に収められた顔写真は250人前後。

毎日見て覚え、街中へ向かう。

「目元を中心に頭に焼き付けるんです。親しい友人の顔は何十年たっても覚えている。それと同じように記憶します」。



見つけることができなければ、「どうして見つけることができないのか」と自問自答の日々で、時には手配写真が夢の中に出てくることも。

「『いつかは会ってやる』と思うが、なかなか見つからない。擦れ違った瞬間は体に電気が流れるというか…。『よくいてくれた』という思いですね」

 

県警で見当たり捜査を担当するのは、男性警部補を含め3人。

 

15年春から捜査に当たる男性巡査部長(38)は

「その日、その時、その場所で、一瞬一瞬が大切。集中力を持ち、多角的に見るようにしています」

と表情を引き締める。

2年前から担当するもう一人の男性警部補(49)は

「常に緊張感を持っているので、生活の一部が見当たり捜査になっている」という。

最近では機動捜査隊員などにも技術を伝授し、広く活用できるようにもしている。

 

どこにいるかも分からない指名手配された容疑者らを捜す日々。

体力的にも精神的にも過酷な捜査だ。

それでも、

「見当たり捜査はどうしても見つからない容疑者を見つける最後のとりで。逃げ得は許さないという思いです」。

最も長く経験を積んだ男性警部補は穏やかな口調の中に、警察官としての使命感があふれていた。

 

  • 早くAIによる顔認証システムを採用しまくってほしい。
    防犯カメラも映像がはっきり写るのを町中につけてほしい。イギリスとか中国なみに。
  • 知らなかった。捜査員さんがんばれー。あなた方が抑止力です。
  • いいことだとは思うけど。6年半で40人だと1年当たり6人くらいか。捜査員3人だと共済費も含めて人件費3000万円はかかるな、それ以外にも費用はかかるから計年間4000万円としても、一人捕まえるのに税金600万円以上はかかるな。犯罪者のせいで本当に税金が無駄になる。
  • 見つからない確率の方が高いので
    なかなか結果が出ないことにモチベーションを保つのは大変だろう。お疲れ様です。
  • 最近のデジカメとか顔認証機能あるけど、あれしゃダメなんだろうね。
    顔登録しておけばその登録した顔にピントを合わせて綺麗に撮ってくれる機能。
  • ハイテクの時代にこうゆう勘を頼りにするスキルの持ち主の刑事が少なくなるのは良いことなのか悪いことなのか微妙な感じになる
  • 駅とかに顔認証システムカメラでヒットしてるからわかるんじゃないですか?
    幹線道路や高速のNシステムみたいなものそこらじゃうにあるんじゃないのかな?
    日本にいるかわからない手配者特定の場所でそんな簡単に見つけられるわけないですからね
  • 出会えれば良いけど、
    出会いない期間が長いと辛そうだ
  • 24時間 365日 日に二万歩で肉体鍛錬にもなっている 警察の鏡だな! メタボやもやし警官は、こういうのに配置換えしたらいいとも思うが、人間には適材適所があるからね
  • 何も悪いことはしてないけど、車運転中にパトカーとすれ違ったり、歩いていてお巡りさんとすれ違うと、ついきょどっちゃう。
    私と同じ方、そう思う  どうぞ。
  • 300人は、さすがに覚えるのは、
    かなりの記憶力が必要だな…
  • 凄えな!まさに職人警官って感じ。最新の科学捜査やハイテクを駆使した操作法と併せて、警官みんながこんな職人みたいだったら、更に指名手配犯捕まるよね。探偵が使うメガネにカメラ搭載してるやつとかとAIを組み合わせたら、検挙率更に上がりそうだね。
  • 1年で6人程度。2か月に1人。楽な仕事だね。真面目にやってる人もいるだろうけど、適当に時間つぶしてるだけの人も多いと思うけど。
  • 6年半で約40人を発見
    これってすごいかも。。
    犯人って意外に近くにいる・・・ていうか生活変えないもんなんだね
  • カメラと識別子システムを導入する方が人が行うよりコストも少ないし精度も上です
    ただの顔認証以外にも
    マスクや帽子、ヘルメットなどを被ってても輪郭を判断するカメラなんてもあるし、表情で犯罪者あるいは犯罪を起こそうとしてるものを判断できるカメラ、もっとすごいのだと上空から歩き方だけで判断できるカメラなんてのも最近紹介されてました

この仕事もいつかはAIにとって代わるんでしょうね・・・

 

 

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