【日馬の暴行】「いつかやると思った──」日馬富士“酒乱”証言続々

 

「いつかやると思った──」

横綱の狼藉に肩を落とす大相撲担当の日刊紙記者からは、こんな話も聞かれた。

 

「横綱は酒癖が悪く、表になっていないだけで何度も問題を起こしているんですよ。酔って記者の前に出てきたことは何度もあるし、前名・安馬の時代から、酔っては暴れていた。

横綱になってからは少し気を付けていた感じもしたんですが、根本的には変わっていなかった」

 

大相撲の横綱・日馬富士が、10月下旬の巡業中に同じモンゴル出身力士の東前頭8枚目・貴ノ岩を暴行し、頭蓋底骨折などの重傷を負わせたことが明らかになり、九州場所を休場した。

関係者によると、日馬富士はモンゴル出身の後輩力士たちと飲みに出た際、口論になった貴ノ岩をビール瓶で頭を殴ったという。

貴ノ岩は脳振とうや頭部裂傷、耳道炎などで全治2週間の診断を受けた。

 

トラブルに関しては日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)ら執行部が「調査中」としていたが、すでに貴乃花親方は、警察へ被害届を提出して事件化。

そのため一部役員からは

「被害者が一般人なら逮捕されてもおかしくないのに、なぜ場所に出場させていたのか」

と協会の対応を疑問視する声が出ていたという。

 

日馬富士は2001年に初土俵を踏み、04年に十両優勝。08年に大関昇進し翌年に初優勝した。

12年に横綱となって今年9月の秋場所では通算9回目の優勝を果たしたが、11月12日から開幕したばかりの九州場所では10歳以上若い阿武咲、貴景勝の2人に連敗スタートする絶不調だった。

 

前出記者は

「左ヒジが慢性的な炎症で、常に痛み止めを打ってやってきたけど、それも限界に達しつつあってイライラが募っていた様子もあった」

と話す。

「でも、今回の事件の原因は酒でしょう。酒席で見たことがあるけど、1升瓶を30分ぐらいで空にしていて、白鵬よりずっと飲むペースが早く、酔うにつれて口調が荒くなっていた」(同)

 

綱取り直前の12年、タレントの西川史子が銀座で泥酔して大騒ぎしたというニュースが伝えられたとき、一緒に飲んでいたのが日馬富士だった。

 

「あんな大事な時期でも飲み歩きがやめられなかったわけです。横綱昇進後の初場所中に朝青龍が会いに来ようとしたときは、『祝い酒になってトラブルになる恐れもある』と周囲が止めに入っていたほど。

酒が入って横綱に殴られたという後輩は数知れず。頭にできた傷を『稽古中にやりました』とウソでごまかす若手が何人もいたんです。

それでも『イジメられる弱い奴が悪い』と平然としていたので、暴力がエスカレートしていたのでは」(同)

 

いずれにせよ、土俵と直接関係のない場で凶器を使って人を殴るというのは、横綱だから許されるということでもないだろう。

関係者は一様に口が重いが、せっかくの大相撲人気に水を差すことにもなりかねない話で

「引退させるべき」

という声が日増しに募っている。

 

 

相撲取材歴30年の横野レイコリポーター(55)は

「色々な情報が入ってきて、貴ノ岩関がアイスピックを持って、あなたたちの時代は終わった、と言ったようなうわさもあったりして、どちらがどちらかがでも色々な情報がある」

と示した。

 

複数の関係者は

「日馬富士と貴ノ岩は暴行行為そのものには『和解』していたようだ」

と当事者間では冷静な対処に動いていたと証言する。

協会では29日の広島・福山巡業まで貴ノ岩が帯同していることを確認。日馬富士と稽古の土俵下で話し込む姿があったという目撃情報もある。

貴乃花親方は巡業部長でもあり、巡業中に発生したトラブルに関しては協会側に伝える義務がある。

29日の福山巡業後再び鳥取へ戻り同県警へ被害届を提出したが、報告は行わなかった。

 

来年1月には2年に1度の協会の理事候補選挙が開催される。

一門から誰が出馬するかなどを選ぶ一門会が、九州場所中に開かれるのが恒例だ。

貴乃花親方は2年前に行われた、理事長を選ぶ理事10人による互選で惨敗した因縁がある。

 

貴乃花親方はこの日の取組後、報道陣の取材に対応せず会場を後にした。

今回の怪行動は現体制への不満の表れという見方もある。

 

 

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