G澤村の故障問題 別の原因が浮上

 

巨人は沢村拓一投手(29)の故障原因が、はり治療の可能性が高いと発表していたが、鍼灸関連の業界団体が送った質問状への回答で「他の外的要因」の可能性にも言及。

これで“場外戦”は幕引きとなるのか。

 

全日本鍼灸学会など9団体は9日、巨人から回答を得たと発表した。

 

回答書によれば、巨人は沢村を診察した複数の医師に再確認。

「発症時期や当該選手の問診等から、長胸神経の麻痺は、当球団のトレーナーが行ったはり治療が原因になった可能性が考えられる」

とこれまで同様の所見を得た。

 

あくまで、はり治療で麻痺が起きる因果関係は否定せず。

それでも「はり治療以外にも、強い力がかかる他の外的要因によって長胸神経の麻痺が生じた可能性もあるとの意見も出ました」と言い添えている。

 

巨人は9月、沢村の右肩不調の診断結果を公表し、原因は2月の春季キャンプ中に球団トレーナーから受けた、はり治療の施術ミスの可能性が高いと発表。

 

球団社長、GMらが本人に謝罪した。

だがこの報道の影響ではり治療を受ける患者、鍼灸師らの間で不安が広がっているとして、9団体が問題視。

同21日付で巨人に公開質問状を送り、施術内容や診断の経緯の説明を求めていた。

 

鍼灸学会広報部はこの日、「回答書の内容に関して分析中」と話し今後の対応も協議中とした。

 

ただ、業界関係者はやはり「強い力がかかる他の外的要因」への言及に注目。

「はりで長胸神経麻痺の症例は、過去の論文でも“その可能性がある”レベルの1件しかない。沢村選手が意欲的に取り組んでいるウエートトレーニングの方が、よっぽど麻痺を起こす可能性が高い」

と指摘する。

 

真相の究明は極めて困難だが、すでに沢村は球団の謝罪を受け入れており、回答書では「麻痺はすでに回復」と断定。

施術したトレーナーは今も球団に残り、はり治療を続けている。球団内では解決済みの案件だが、沢村が1軍のマウンドで元気な姿を見せて、初めて一件落着といえる。

 

 



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