元女子マラソン代表に有罪判決 「お金を払うのが惜しかった」

 

コンビニエンスストアで万引したとして窃盗罪に問われ、宇都宮地裁足利支部(中村海山(かいざん)裁判官)で8日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡された陸上の世界選手権(世界陸上)の女子マラソン元代表で無職、原裕美子被告(35)=足利市。

 

冒頭陳述で、厳しい体重制限から摂食障害となり、以前から万引を繰り返していたことが明らかにされた。

この日は初公判で、原被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、万引した理由については「お金を払うのが惜しかった」と述べた。

 

弁護側は

「実業団時代に極度の食事制限や体重制限から摂食障害となり、万引をするようになった。被害者との示談も成立し、寛大な処分を求めている」

などと主張し、執行猶予付きの判決を求めた。

 

原被告の父親に対する証人尋問や被告人質問が行われ、原被告は

「しっかりと治療を続け、今後このようなことがないよう、事件のことを忘れることなく日々を過ごしたい」

と述べた。

 

一方、検察側は動機が身勝手で再犯の可能性も高いとして懲役1年を求刑した。

 

休廷後、即日判決となり、中村裁判官は判決理由で

「自ら積極的に入院治療を受け、反省の弁も述べている。父親が通院に同行することを述べていることなどから今回に限り、社会内で更生の機会を与えるのが相当」

と執行猶予付きの判決を言い渡した。

 

判決によると、7月30日午後4時15分ごろ、足利市内のコンビニで、化粧品や菓子パンなど8点(約2600円相当)を万引した。

原被告は平成17年、名古屋国際女子マラソンで初優勝し、同年のヘルシンキ大会では6位に入賞するなど世界陸上に2度出場した。

 

 

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