林修氏が絶賛した「灘中学校長」の行動

 

政治的にセンシティブなテーマである従軍慰安婦問題。このテーマを掲載した教科書を使っている学校に対して、抗議のハガキや政治的圧力があった。

これに対し、神戸市の私立灘中学の和田孫博校長は、「検定教科書の中から選択しているのになぜ文句が出るのかわかりません。

もし教科書に問題があるとすれば文科省にお話し下さい」と答えたという。

 

この件に関して、和田校長がとった行動を、予備校教師でタレントの林修が、9月24日放送の『林先生が驚く初耳学』(TBS系)にて絶賛していた。

まず、林は

「この慰安婦問題について、そもそも大韓民国よりの主張を認めている人間ではない」

と前置きをしながら、このように語り始めた。

 

「これをどういうふうに教えればいいかということについても、専門家が話し合って決めるべきことだと考えています。

(灘中学は)検定を通った教科書の中から選んでるんですよ。つまり、(検定を通った)この8種類であるならば、教育の現場で使っていいと、専門家の方々が決めたものなんです。

これならいいと言われた範囲のなかから選んでいるのに、なぜ第三者がそこにぐちゃぐちゃ言うのか」

 

さらに、灘や他の学校がこの教科書を選んだ理由をこう推測していた。

 

「ふつうの教科書は中学3年間で教えきることを目標としているので、高校受験に直結するように、知識が簡単にまとめてあるものが多い。

ところが灘の場合は中高一貫ですから、6年間かけてじっくり教えればいい。同様に採用している麻布とか慶応もみんなそうなんです。

そういうことを考えると、じっくりと教えやすい教科書だから選んだというだけなんです。慰安婦問題が載っているから選んだわけではない」

 

ここから、林は少し語気を強めて、こう語っていた。

 

「にもかかわらず、市会議員からか、県会議員からか、圧力がかかったと。

ここからは個人的意見ですけど、兵庫県の県会議員とか市会議員は、大声で泣いたり、いろんな発注したりとか、なんなんだろうって。もちろん全員じゃないんでしょうけど」

 

圧力に対し、和田校長がとった行動を、林は「教育のあるべき姿」と評価する。

 

「『こういうふうに圧力がかかっているよ』と、極めて冷静な形で示された。屈することなく、静かに戦う姿勢を見せた。

向こうがどういう状況でこういうことを言ってるのか、ということをきちんと調べられたうえで、状況を整理して、そして決して高ぶらせることなく『これについては、私たちは何も間違ったことをしていない』と、堂々と発表された。

こういう姿を見せることが、ぼくは教育だと思うんです。

これを受け取った生徒たちは、『あ、うちの校長って、きちんとこういうことができる人だな』って。そういう経緯があって、また頑張ろうと思うようになる」

 

さらにこのように語っていた。

 

「戦後、日本は自由な世の中だと言われて、いろいろな発言ができると思われてました。ところが、いつの間にかいろんなことに対して忖度しなければならなくなった。

でも、こういう圧力がかかったときに、どう立ち向かうのがいいのか。その戦い方、静かに戦う姿勢を見せてくださったこの和田校長は、本当に尊敬に値する」

 

予備校の夏期講習で、この件について林が灘の優秀な生徒に

「やっぱりいい学校で教育を受けてるね。本当にいい先生だよ」

と話しかけたところ、「そっすか」と言いながら、ニタっと笑ったという。

 

林は「やっぱりわかってくれるんだな」と思ったという。

 

和田校長の “教育” は、生徒にしっかり届いているのだろう。

 

やはり生徒は先生の行動を注目しているんですね。

 

 



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