悩める藤浪 「2年前のトラウマ」

 

阪神は12日の巨人戦(甲子園)に延長12回、5―5で引き分け。

2回までの5点リードを守れなかった。

先発の藤浪晋太郎(23)が4回に、またもや死球をきっかけに突然崩れたのが響いた。

同じパターンを繰り返す右腕。

 

5―1で迎えた4回、藤浪は先頭の坂本の背中付近に死球。

阪神ファンからも激しいブーイングを浴びると例の“ビョーキ”が顔をのぞかせる。

動揺→ピンチ拡大↓痛打という毎度おなじみの突然の乱調ぶり。

ベンチは慌ててタオルを投げるしかなかった。

 

「感じとしては悪くなかっただけに、もどかしい。野手の方が序盤から点を取ってくれて楽な気持ちで投げられる状況を作ってもらったのに、試合を作ることができずに申し訳ない」

と藤浪は肩を落とした。

 

5月4日のヤクルト戦以来、実に4か月以上も白星のない藤浪に金本監督は

「ぶつけてから腕が振れなくなる。(球が)抜けだすとダメになる」

と嘆けば、香田投手コーチも

「(過去)4試合とも同じような繰り返しなんで、そこは何とかしないといけない。死球を与えた後のことは自分で乗り越えてくれないと」

とバッサリ。

 

何をやっても復調の兆しが見えない藤浪にはチーム内からこんな声まで出だしている。

「藤浪がおかしくなったのも黒田のせいだ。黒田があの時、藤浪を脅かさなかったら、その後の状況も変わっていたと思う。あれから藤浪はデリケートになってしまったんだ」

 

 

2015年4月25日の広島戦(マツダ)2回一死一塁。

打者はメジャー帰りの投手・黒田。

ここで先発の藤浪はバントの構えをする黒田に2球続けてきわどい内角球を投じた。

これに黒田が怒り、マウンドに詰め寄った。

藤浪は帽子を取って謝罪したが、両軍がグラウンドに集まる騒ぎに発展した。

この一件はネット上などでも「藤浪が右打者に内角球を投げられなくなった原点の試合」といわれてきたが、球団サイドも2年前の「騒動」に今の原因があると思い始めたのだ。

 

黒田曰く

「自分がヘラヘラしていたらチームに影響する。自分の体は自分で守らないと」

「あれだけの素材あるピッチャーですし、バントさせたくないのは当然。グラウンドで起こったことは今日で終わり。後には引きずらない」

 

野球評論家の高木豊氏は黒田の行動を

「しっかり投げろ、一球一魂で投げろ、と言いたいんですよ。教育もしているんです」

と説明した。

また、「(黒田に帽子を取って)謝っちゃいけない。グラウンドでは先輩後輩はない。後で『すみません』と言えばいい。あれで広島の勝ちだと思った」

と話した。

 

後に黒田は

「お互いにプロ。なれ合いと見られることが一番よくない」

「彼に対しどうのこうのはないし、引きずらない。次対戦することがあれば、また腕を振って投げてくればいい。僕も若い時に頭に当ててしまったこともあるし、たくさん経験してきた。

でもそれを乗り越えないと、強くはなれない」

「次に対戦する時、藤浪君はまた強い気持ちで投げてくれればいいし、お互いプロとして勝負できればいい」

と話していました。

 

これが発端ですね。

 

すっぽ抜け死球の数々

ネットでもいろんなこと書かれてますが、才能のある選手だけにすべての面で頑張って下さい。

 

この試練に踏ん張れるのが本当の「プロ」です。

 

 



-スポーツ, 話題
-, , , , , ,