「沙保里2世」奥野春菜が初出場V

 

レスリングの世界選手権は23日、パリで女子4階級の競技を行い、55キロ級の奥野春奈が初出場、初優勝を果たしました。

18歳での世界一は2002年大会の伊調馨(63キロ級)以来15年ぶり。

 

奥野は決勝でアフリカ選手権王者のアデクオロイ・オヅナヨ(ナイジェリア)を5─4で破った。

 

吉田沙保里選手がリオ五輪で金を逃し、引退・・・かと思われていますが、同じ55キロ級で新人が現れました。

 

 

奥野春奈選手。

 

彼女は6月に行われた全日本選抜選手権女子55㎏級で、優勝しこの世界選手権の出場権を得ました。

 

全日本選手権のみならず、今年1月のヤリギン国際大会(ロシア)と5月のアジア選手権(インド)を制した南條早映(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)が1回戦で敗れる大波乱。

南條を下した奥野春菜(至学館大)が決勝で2014年世界チャンピオンの浜田千恵(キッコーマン)を破って初優勝を遂げたのです。

 

吉田選手がいたこの階級・・・日本国内でも強豪ぞろいなんです。

 

今年4月のジュニアクイーンズカップでも奥野は南條を破っています。

彼女の優勝は「フロック」ではなく、奥野は「絶対優勝するという気持ちでやってきた。目標が達成できてうれしい」と振り返っています。

 

「クイーンズカップの時は、南條選手は手の甲をけがしていたので本調子ではなかったと思います。自分の方が南條選手よりひとつ年上なので、負けるわけにはいかなかった。

プライドを持って闘いました」

 

 

吉田沙保里の父、故吉田栄勝さんが主宰する三重・一志ジュニア教室に2歳半で入門。

以降、レスリングの道を突き進んできました。

地元の久居高校から至学館大というコースは吉田そっくり。「レスリング経験者はひとりという県立高校の小さなクラブでやっていたので、こんな大きな大会に出られる部員なんていませんでした」と言います。

 



 

基本はタックルというレスリングは、栄勝さんに骨の髄まで叩き込まれました。

「栄勝さんのことはよく覚えています。攻めるレスリングは一志のスタイル。あいさつなど私生活も結構厳しい方でした。

『靴の踵(かかと)を踏んで歩くような人は、いま強くても将来強くなれない』ということも言っていました」

 

 

 

 

奥野の特徴は大の負けず嫌いということ。

至学館大の練習では世界女王や世界選手権出場組が多く世界クラスの選手とスパーリングをやって負けたり、押さえられたはずなのに押さえられなかった時には、人知れず悔し涙を流す。

「結構泣き虫です。すぐ泣いちゃう」

 

 

 

憧れの吉田沙保里選手には、試合前に「頑張れよ。絶対優勝しろよ」と声をかけられました。

 

「神様です。人間としても競技者としても尊敬できる。吉田さんは妬(ねた)まれる要素を持っていない。吉田さんみたいな人は、強くて当たり前だと思いますね」

 

 

適正階級は53㎏級がベストだと感じていて、周囲は「シニアの55㎏級でどこまでやれるのか」という声もあったが、栄和人監督から

「東京オリンピックは(階級区分が変わって)54㎏級になるかもしれない。南條選手に勝っているので、今回は55㎏級に挑戦してみないか。それで優勝できて世界選手権に出られたら一番いい」

という助言を受け、55㎏級でのエントリーを決めました。

 

 

「新しい階級が何㎏級になっても合わせる自信はあります。合わせられないとダメだと思う」
いあや~女子レスリングの日本のレベルは高い!!

 

東京オリンピックの代表に誰がなるのか・・・熾烈な戦いが続きます。

 

 

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