New Frontier - Donald Fagen

2017/12/10

スティーリー・ダン(Steely Dan)というバンドをご存知でしょうか?

 

1971年結成のアメリカのバンドで、バンドのスタイルですが事実上ドナルド・フェイゲン (Donald Fagen) とウォルター・ベッカー (Walter Becker) のデュオです。

 

ロックやポップスを基調としながら、ジャズ的な代理コードや意表をつくコード進行で曲にひねりを加え、一流のスタジオ・ミュージシャンを駆使した高度なアンサンブルを構築、その独特な世界観は、多くの同業者に多大な影響を与えています。

 

そのスティーリー・ダンのメンバーの一人ドナルド・フェイゲンの楽曲です。

 

1981年にスティーリー・ダンが一旦解散した後、フェイゲンは初のソロ・アルバム『ナイトフライ The Nightfly 』(1982年)を発表し、スティーリー・ダン時代の作品に勝るとも劣らない評価を得ています。

 

世界で初めてデジタル録音でレコーディングされたこのアルバムは後に多くのミュージシャンやサウンドエンジニアに衝撃を与え、最近では富田ラボこと富田恵一がこのアルバムについての長年の研究の成果を1冊にまとめた『ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法』という本を出版しました。

 

それほどまでに玄人の耳を奪う作品であるようです。

 

なおこの作品は最も巧みに製作されたアルバムの一つとして広く認識されていて、日本人PAエンジニアの中には、設営の都度拡声装置の質を確かめるためにこのアルバムを利用している者もいるといいます。

 

収録曲のうちいくつかは1950年代以降の出来事や情勢に関する楽曲となっています。

 

ニューフロンティア(New Frontier)とは、アメリカ合衆国第35代大統領のジョン・F・ケネディが1960年に打ち出した政策でもあります。

 

アメリカでは地理的な意味のフロンティアは19世紀末に消滅しましたが、戦争・偏見・貧困・差別などの問題は残っているため、これらの解決を呼びかけるものであったという。

 

そんな思いを込めた歌になっています。

 

 

楽器のひとつひとつの音が際立っていること・・・

 

ヴォーカルも味わい深く、コーラスワークの美しさもシルクのような質感ですね。

 

ジャズやソウル、ポップスなど音楽に並々ならぬ愛情を持っていないと、こんなにクールなサウンドは作れないんでしょうね・・・・

 

 



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