清原氏には及ばず…桑田氏が語る

 

TBS「S☆1」に、野球解説者の桑田真澄氏が出演。平成が終わりを告げようとしている中で、盟友・清原和博氏との現役最後の対戦を振り返った。

高校時代からの親友であり、ライバルでもあった桑田氏と清原氏。

読売巨人軍と西武ライオンズという別々のチームでプロの道を歩み始めた彼らが、現役時代に最後に対戦したのが、2勝2敗のタイで迎えた平成6年10月27日の日本シリーズ第5戦だ。

5対1と巨人が4点をリードして迎えた6回ウラ、この年のセ・リーグでシーズンMVPを獲得した桑田氏は、

「日本シリーズという最高の舞台で戦える。ここは2人の勝負を楽しんでもいいんじゃないか」

と、清原氏の第3打席で勝負に出る。

初球、捕手が要求したのは、外角低め。

だが、桑田氏はど真ん中にストレートを投げた。

「試合展開から負けはないということで、野球の神様からプレゼントされた舞台」と考え、「勝負をするときはよく真ん中高めだったので、ど真ん中で勝負しよう」

と決めたからだ。

「申し訳ないんだけど、2人の勝負を楽しませてもらった」。

結果、桑田氏は145キロ直球をバックスクリーンに叩き込まれた。

打たれたときに笑顔をのぞかせた桑田氏は、

「調子が良かったので、外野フライくらいに抑えると自信をもって投げたのが、ものの見事にバックスクリーンに放り込まれた。さすがだなという笑み」

と振り返った。

対決はまだ終わらない。

8対2で迎えた8回ウラ、清原氏の第4打席、桑田氏は2ストライクから145キロのストレートを投げるが、清原氏に悠然と見送られる。



そして4球目、131キロのスライダーを再びバックスクリーンに運ばれた。

桑田氏は

「2打席ホームランを打たれるわけにはいかないので、アウトコースのストレートで三振を取りにいった。そこに手を出さなかった。さすが」

と清原氏を称賛。

「試合には勝ったけど、2本のホームランを打たれたので、清原との戦いには負けた」

と述べた。

「ライバルはどの分野でも大事」

「ライバルがいるからこそ、さらに成長できる」

という桑田氏は、

「自分よりすごい人をライバルにしないと近づいて追い抜けない」と話す。

桑田氏は

「僕は清原くんに体格でも技術でも及ばなかった」

とコメント。

「彼と同じ時代に、同じチーム、またはライバルとして戦えたのは、僕にとって非常に大きなことであり、彼がいなかったから僕はここまで来られなかった。本当に、彼と出会えたことに感謝している」

と話した。

 

 

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