元少年に「一生苦しんで」

 

2015年3月、兵庫県尼崎市で自転車に乗っていた高校1年の男子生徒=当時(16)=が、オートバイで並走する当時16歳の元少年(20)に足で押されて踏切内に入り、電車にはねられて死亡した事件で、男子生徒の両親が元少年と母親に計約7600万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が12日、神戸地裁尼崎支部(田中健治裁判長)であり、原告と被告側の証人尋問があった。

男子生徒の母(56)、兄(28)と元少年の母親(51)が証言した。

先月29日に刑務所で服役中の元少年の尋問もあり、同席した男子生徒の母は元少年の印象を「堂々として反省の態度がない」と語った。

さらに訴訟の当初、被告側が「男子生徒は元少年と同じ不良グループ」とした主張について、男子生徒の母は「一番つらかった。(男子生徒も)『あいつとは友達じゃない』と叫んでいると思う」と話した。

原告の代理人は、元少年も尋問で「ほとんど遊んだことはない」と述べた証言を指摘した。

元少年や母親から一度も謝罪がなく、男子生徒の兄は「家の中で一番元気だった弟を思い出し、今も悲しい。(元少年は)一生苦しんでほしい」と胸の内を明かした。



一方、元少年の母親は尋問で、元少年の行動を把握できていなかったとし、

「(問題は)私の無関心」と言及。

謝罪に行かなかった理由を

「息子のしたことの大きさを思うと怖かった」

と話し、うつむいた。

 

 

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