道を譲らなかったことにブチ切れ、1.4キロにわたってあおり運転の自衛官

 

道を譲らなかったことにブチ切れ、1.4キロにわたってあおり運転を続けた自衛官が捕まった。

兵庫県の山陽自動車道であおり運転を繰り返し、無職女性Aさん(54)の乗用車を停止させたとして10日、陸上自衛隊三軒屋駐屯地(岡山市北区)の陸士長、高橋琢也容疑者(28=同)が暴行と道交法違反の疑いで、県警高速隊に逮捕された。

 

11月18日午後6時半過ぎ、高橋容疑者は助手席に家族の女性を乗せ、大阪から自宅のある岡山方面へ向かっていた。

山陽道下り線の追い越し車線を制限速度100キロを上回るスピードで走行。

女性Aさんが運転する車に追いついたが、道を譲らなかったため、腹を立て執拗にパッシングし、あおり始めた。

 

高橋容疑者は車線を変更して走行車線からAさんの車を追い抜き、前に割り込み、蛇行運転や低速運転を続け、走行を妨害。急ブレーキをかけて減速させると、ハザードをつけ、窓を開け、右手を出して「(左に)寄れ、寄れ」と指示した。

さらに運転席からポーンと空き缶を投げつけ、いったん、左後方から車が合流する三木ジャンクションの一番左側の合流車線へと誘導した。

そこからまた本線に戻り、走行車線のど真ん中で停車。仕方なくAさんも車を止め、そのままの状態が約20秒間続いた。

 

あおり運転は神戸市から三木市まで1.4キロにわたって繰り返され、身の危険を感じたAさんは車内から110番通報。

 

高橋容疑者はその場から立ち去った。



「通報を受けた高速隊がドライブレコーダーの映像を分析し、高橋容疑者を特定した。自分の車は修理に出し、運転していた車は代車だった。ナンバープレートから所有者、使用者を割り出し、ドライブレコーダーには窓から手を出して、空き缶を投げ捨てる様子が写っていました。一連の行為が暴行容疑に該当すると判断して逮捕に踏み切ったのです」(捜査事情通)

 

調べに対し、高橋容疑者は

「相手の車の前に割り込んだり、低速走行したことは間違いないが、停止させたことについては覚えていない。前の車がトロトロ走っていて、なかなか車線を譲らなかったので腹が立った」

と供述しているというが、Aさんは決してゆっくり走行していたわけではなかった。

 

「すでに辺りは暗くなっていて、20秒止まっている間に他の車が1台も通らなかったとは考えにくい。一歩間違えれば多重事故など、大惨事につながるところだった」(前出の捜査事情通)

 

高橋容疑者は2016年4月、民間企業を経て関西補給処三軒屋弾薬支処に入隊。

独身というから、同乗者の女性は血のつながった家族だろう。

「入隊以来、三軒屋弾薬支処に勤務しております。演習などをする隊員ではなく、建物内でデスクワークをしています。処分歴はなく、勤務態度も普通でした」(三軒屋駐屯地担当者)

 

これだけあおり運転が社会問題化しているというのに、国を守り、国民を救うべき立場の自衛隊員が道を譲らないことにキレ、家族を乗せた車で女性を危ない目に遭わせるとは、言語道断だ。

 

 

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