姑息を超えて卑劣な加計会見

 

姑息という言葉では足りません。

もはや卑劣というべきです。

 

加計学園の加計孝太郎理事長が緊急会見を開きました。

大阪で震度6弱の地震が起きた翌朝、かつ4年に一度のサッカーW杯日本代表の初戦の当日です。

会見の連絡をしたのは2時間前。

 

私は新聞記者出身ですが、ここまで卑怯な記者会見は経験がありません。

 

これほど大きな問題では初めてではないでしょうか。

 

大阪で大きな地震があった翌日です。

在阪メディアの記者はもちろん、加計問題の取材の中心を担っていた社会部の遊軍記者も多くが地震の取材に投入されており、会見が開かれた岡山に行くのはほとんど不可能です。

もちろん、文科省担当など東京の記者は間に合いません。

獣医学部が開設された愛媛県内の記者もほぼ間に合いません。

 

 

1年3ヶ月もの間、雲隠れを決め込んでマスコミから逃げ回り、国会議員の面会要請も断り続けてきたのに、この期に及んでマスコミに当日連絡して午前中に緊急会見とは。

「ドサクサに紛れてうやむやにしよう」

という悪意しか感じません。

 

 

これまで加計学園はこの問題でまともに取材を受けておらず、地元岡山にはこの件を集中的に取材していた記者はほとんどいないはず。

それなのに、会見に出席を認めたのは岡山の記者クラブ加盟社のみ。

 

東京・大阪・愛媛の記者が来るのが、それほど嫌だったのでしょうか。

 

 

しかも、サッカーW杯の日本代表の初戦です。

民放各社の主力ニュース番組が、一般ニュースを放送するのは、午後10時から11時半ごろまで。

この時間、NHKではまさに日本―コロンビア戦を中継しています。

その番組終了が午後11時半というわけです。

 

 

もとより、会見時間もたった25分で、まともな質疑応答には足りません。

正面から質問を受ける気さえない。

 

日大アメフト部の内田正人前監督や、日本レスリング協会の栄和人前強化本部長は、記者会見について強く批判されましたが、今回の加計理事長のやり方に比べれば、よっぽど潔く感じます。

 

 

地震の当日に、全閣僚出席の参議院決算委員会を野党の反対を押し切って開催した政府与党のやり方もずいぶん酷いと思いましたが、今回の加計学園はそれどころではない不誠実さです。

 

これで先祖代々、子々孫々に顔向けできるんですかね?

 

 

会見での説明も、到底信用に値しません。

「我々は何十年来の友達。仕事のことは話すのはもうやめようというスタンスでやっています」。

へえー。

 

だったら安倍総理が千葉科学大10周年式典に出席したのは何故?

加計学園50周年式典に出席したのは何故?

タイの大学と加計学園の教育交流協定調印式に出席したのは何故?

昭恵夫人が加計系列のこども園の名誉園長に就任したのは何故?

 

全部、仕事じゃありませんか。

 

 



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