天皇杯のPK戦 審判が犯したミス

 

勝敗が覆る可能性がある「明らかなミス」に、その場に居合わせた当事者は誰も気がつかなかった。

 

試合翌日、アマチュアの3級審判員から

「奈良クの4人目のキックには警告が与えられ、失敗で終わるべきではないか」

と、日本協会に問い合わせが入り、事態が発覚。

 

審判委員らが映像を検証するなどし、競技規則(ルール)の適用の誤りを認めるに至った。

 

 

協会によると、奈良クの4人目は助走中に、片足で「ケンケン」のような動きを取った。

1級資格を持つ主審は、これをフェイントと判断。

 

IFABや協会の競技規則の解釈では、PK戦でのキッカーの「不正なフェイント」には、警告が与えられ、キックも失敗となるのが正しい。

 

PK戦はAとBが対戦した場合、ABBAABBAABの順に蹴る「ABBA方式」で行われた。

 

後攻の名古屋が4人全員成功。

問題の奈良ク4人目は2―4、失敗すれば敗退決定のシーンで登場した。

 

 

選手はキックの直前に減速し軸足の左足でけんけんした。

 

GKのタイミングを外して成功したが、主審は首を横に振り、やり直しを指示した。

この時点で「キック失敗、名古屋の勝利」を主張する声は選手、ベンチ、スタンドから上がっていなかったように思う。

 

 

その後、奈良クの6人目が成功して勝負あり。

喜びを爆発させる奈良クと、サポーターから厳しい言葉を浴びる名古屋。

 

ジャイアントキリング(大番狂わせ)が起こる天皇杯のだいご味を味わった気分だった。

 

 

妥協案とも思える日本協会の特例措置。後日行われるPK戦だけの決着で、3回戦進出を決めたチームは心の底から喜べるだろうか。

 

モヤモヤ感はぬぐいようがない。

 

 

 



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