元おじゃる丸声優が告発 NHKアニメ現場の「女帝」の横暴ぶり

 

「アニメ業界で仕事が出来なくしてやる!」

まるで、何十年前かのヤクザの言うような捨てゼリフである。

 

しかし、こんな古臭いセリフを「公共放送」であるNHKのプロデューサーが言い放っていたとなれば、まさに言語道断である。

問題が発覚したのは、NHKのEテレの人気アニメ「おじゃる丸」で、かつて主人公の「坂ノ上おじゃる丸」の初代声優を務めた声優・小西寛子(42)のツイッターだった。

 

 

主人公の声を無断流用

小西によると、2000年当時、収録と言われて「おじゃる丸」の声を録ったが、それが本編用(放送用)ではなく、「おじゃる丸人形とか音声商品の声に流用して販売していた」と言うのである。

しかも、商品化については、小西本人には知らされておらず、所属事務所を通じてNHKに問い合わせると、届いた返事は番組降板の通知だったという。

その後、担当していたプロデューサーからは

「生意気だ!黙って言う通りにしないとアニメ業界で仕事を出来なくしてやる」

と言い放たれたと吐露している(小西さんは00年12月の第3シリーズ終了で降板)。

 

このような暴言、ヤクザ絡みだったら今や〝即逮捕〟である。

こんなことを言っていたのが事実だったら、放送事業者としてのNHKは担当プロデューサーどころか、放送の責任者である放送総局長の専務理事もブッ飛ぶような話である。

 

が、しかし、この業務を扱っていたのは、NHKの番組制作関連子会社であるNHKエンタープライズ(以下NEP)のプロデューサーだという。

 

したがって、商品もこの会社が窓口になっていたはずだけに、今後は、NHKとNEPの醜い責任の擦り合いになるに違いない。

どっちにしても「法廷闘争も辞さない」なんて言われているだけに、こととなり行きによってはNEPの社長は引責辞任、さらに現執行役員にしても責任の取り方が問われるかもしれない。

 

だいたい、このトンデモ発言の録音など証拠まで揃っているって言うのだから「記憶にございません」なんて、さすがに官僚や政治家じみた言い訳は難しいだろう。

 

現段階で小西さんはNHKに抗議し、番組関係者に調査の徹底を依頼したとしている。

 

その理由として18年経って、再び同じような事件が事務所関係者に起こっていることを挙げている。

 

そこで事務所関係者は「おじゃる丸」のプロデューサーなど番組関係者と話し合ったところ、そこでは「コンプライアンスの調査を進めるという話だった」そうだ。

 

しかし「今までも何回も動いてきたが、立ち消えになった」ことから、「NHKの回答を待つ」としながらも、今回は「法廷闘争も辞さない」と言うから、要は、NHKの学習能力を疑っているのかもしれない。

 

 

NHKアニメ現場の「女帝」

問題のプロデューサーというのはNEPの松本寿子氏。

 

現在の役職は執行役員でライツアーカイブスの担当だという。

しかも、局内では「女帝として恐れられている人物」らしい。

 

NHKの局員になる前は、ドラマ部のアルバイトだっという松本氏だが、NEPの設立に伴って移り、まずは「放送大学」の業務を担当するようになり、アルバイトから社員登用になった。

「彼女はNEPの立ち上げ当時からいましたが、90年代の半ばあたりからアニメの担当になったんです。NHK本体の上からも可愛がられいたこともあって、とにかく傲慢だった。おそらく、そんな時に小西さんとの問題が起こったのでしょうが…彼女がアニメ番組を担当していた時は、NHK側のアニメのメディアミックス担当の副部長(当時は「マルチメディア局」だったが、現在は「関連事業」になっている)が気に入らないと言って、上に圧力をかけ担当を交代させてしまったり、とにかくやりたい放題だったと記憶していますよ。

『おじゃる丸』がヒットして、局内でもブイブイしていたことは確かです。結局、11年ぐらいまでアニメ部のエグゼクティブ・プロデューサーとか部長までやりましたが、彼女に異論を唱える人は誰もいなかったはずです。あまりに女帝として君臨し過ぎて、上司でも気に入らなければ排除しようとしていたほどです」

とは彼女を知るNHKの関係者。

 

そういったこともあって、彼女の存在はNEPの中でも大きな問題になっていたことは確かで、数年前から徐々にアニメの担当から外す動きが出始め、ようやく現在の部署に異動になったというのだ。

 

そういった中で、小西さん側が言うところの「18年経って、再び同じような事件」が起こったのだろう。

 

小西さんはツイッターで

「おとなしく謝罪とか待っているが、もうそろそろ限界も過ぎるので無視すれば当然に全部公開する。私は怖いものがないので隠していた『責任者のだれが責任をとって首になろうがお構いなし』」

と、もはや〝戦闘モード〟。

 

それにしても、NHKのEテレのアニメ番組では、今年3月、ロックグループ〝聖飢魔II〟のボーカル、デーモン閣下が、「ねこねこ日本史」に登場したキャラクターに「まるでデーモン閣下をモデルにしたようなデザインがある」として抗議されたことがあった。

 

問題のキャラクターは「デーモン風高杉」としていたが、デーモン閣下は

「無断で使用された事実にかわりはない。不愉快である。心身の損害を被っている」

と怒りを露わにした。

 

結局、NHKは謝罪をしたが、今回の小西さんの問題は、それとは異なり、人気アニメの商品化という観点から、ライセンス契約も含め、さらに大きな事件に発展しかねない。

 

日大のアメフト事件ではないが、対応を誤ると収拾がつかなくなる可能性もある。

かつて松本氏と一緒にアニメ番組を担当して来た制作スタッフの一人は言う。

 

「何度も対立して煮え湯を飲まされましたよ。今振り返っても、いい思い出なんて何一つなかったですね」として上で「どうなんですかね。今回のNEPの人事異動では昇級して上級執行役員になるはずです。こんな問題が起こっても昇級なんてことになったら大問題でしょう。ここはNEPの責任として執行役員を全員凍結させて、見直すべきでしょう」。

それにしても、セクハラやらパワハラなど、職場での女性に対しての対応が社会問題化する中で、必ず「女帝」と言われる女性が存在していることも事実。

 

今回の問題ではないが、NHKには安倍晋三総理に近い女性記者(いまは解説委員)に〝女帝〟と言われる存在がいると言い、局内では恐れられている。こうしてみると、何故か女性相手では対応も鈍ってくる。

 

やはり行き着くところは「女性は強い」ということなのか…?

 

 

 



-エンタメ, ゴシップ, 話題
-, , ,