“援交”辞職の新潟・米山知事、超学歴エリートの屈折恋愛観
「私としては交際だったが、歓心を買うために金銭の授受もあった」。
出会い系サイトで知り合った女子大生らと、知事就任後も金品を渡して男女関係を持ったことを認めて辞表を提出した新潟県の米山隆一知事(50)。
東大卒で医師と弁護士の資格を持つ超学歴エリートの米山氏だが、記者会見では、金銭が介在する女性との関係を交際だと思い込もうとしていた恋愛観が浮き彫りになった。
19日発売の週刊文春は、米山氏は2016年の知事就任前後、出会い系サイトを通じて知り合った複数の女子大生らと関係を持ち、金品を渡していたと報じた。
会見で、1回3万円程度を渡していたと認めた米山氏は
「好かれるためにやっているんだと(自分に)言い訳していた。より好きになってもらおうと思った」
と釈明。
知事当選後は
「タクシーなどを(女性が)使うので少し増やした」
と4万円に増やしていた。
ヒガノクリニック院長で精神科医の日向野春総氏は米山氏の恋愛観について、
「記憶力には非常に長けているが応用力には欠ける“個室型の秀才”は、対人関係がうまくいかない人が多い。相手にどう思われているか、男女のプロセスをどうすればいいのかを理解はできない。抑えられない本能を処理するために、お金で解決するしか方法が見つからない」
と分析する。
米山氏が知事就任後も関係を続けたことについて、日向野氏は
「一瞬でいいからお金で解決できるなら、そうしたい。それが本能でどうすることもできない。医者・弁護士という肩書のよろいを被っていても、中身は本能を制御できない人間だ」
と言い切った。
「私が考えていたことと(交際)相手の方が考えていたことが違っていた」
と振り返った米山氏。
違法性については
「罰則はないが(法律)違反という余地はあると思う。売買春と言われる可能性はある」
と法律家としての知識を披露した。