頭部死球を投げた相手にイチローが掛けた言葉とは

 

【ピオリア(米アリゾナ州)時事】

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手が23日に行われたレンジャーズ傘下のマイナーチームとの練習試合で、頭部に死球を受けて交代した。

 

イチローはその場にしばらく倒れ込んだが立ち上がり、チームドクターらとともに歩いて球団施設へと引き揚げた。

ディポト・ゼネラルマネジャー(GM)は

「球団施設内で診察を受け、異常はなかった。今後試合に出るかどうかは、あしたの状態を見て判断する」

とのコメントを発表した。

 

 

イチローの頭部にぶつけた左腕マンがイチローに謝罪した。

11、12年にDeNAに所属(登録名はブランドン)したマンは、マ軍のお膝元であるワシントン州タコマ出身。

イチローは少年時代からの憧れの選手だっただけに倒れた様子を目の当たりにして動揺し、日本式に頭を下げた。

 

降板後に謝りに行ったといい、

「全然大丈夫だよと。このことであなたの投球に影響が出るのは嫌なので、内角に投げることは続けてほしいと、そんな言葉をかけてもらった。うれしかった」

と話した。

 

 

チームドクターが施設内で素早く検査。

約2時間後、ジェリー・ディポトGMが声明を発表した。

「イチローの状態は良好だ。検査結果は異常なし。明日の出場は当日の様子を見て判断する」。

 

脳振とうの診断を受ければ、7日間のDL入りは避けられない。

29日(日本時間30日)の開幕・インディアンス戦まで1週間を切っており、そうなれば出場は絶望。幸いにも症状は出ておらず、ようやく緊迫感は緩んだ。

14日に右ふくらはぎの張りを訴えたばかり。

契約の遅れもあり調整不足を取り戻すため、隣り合わせの球場で同時進行するマイナー戦を往復。

 

10打席前後、打席に立つはずだったが三振、右中間適時二塁打、中前打を放った後の4打席目にアクシデントが襲った。

ただ頭部への投球に対し、イチローは体を左へ反転させ、ダメージを逃がした。

証拠にヘルメットに当たった投球は、勢いを失わずフェンスに達した。

 

24日(同25日)カブス戦も含めオープン戦は残り3試合。

 

またも難題が降りかかったが44歳と思えない身のこなしが自らを救った。

 

 

 



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