森友・朝日スクープの出所に憶測

2018/03/24

 

財務省の森友文書書き換えを朝日新聞が報じるに至り、いったい誰がシャベったのか、情報源を詮索する声はいまもなお尽きない。

 

それがここにきて、「大阪地検の検事」で反安倍分子だと囁かれているのだ。

 

朝日新聞の関係者によると、

 

「朝日はこの書き換えられた文書を『入手』とは書かず、中身を『確認』したと書きましたよね。その点、いわゆる安倍応援団の面々から“捏造か”“朝日の方こそ証拠を出せ”といった声が次々と上がったのです」

 

ジャーナリズムにおいて、情報源の秘匿は守るべき最低限の倫理であるのは論を俟たない。

ともあれ、これといった続報がないままに迎えた12日、ご存じの通り、決着がついた。

 

改ざん前の文書を持っている可能性が多少なりともあったのは、財務省本省、近畿財務局、そして近財に任意で文書を提出させた大阪地検である。

実際、朝日はどこから情報を得たのか。

 

さる幹部社員が打ち明ける。

「ウチは東京と大阪の社会部を横断する形で、十数人の記者が集い、森友問題を継続して取材してきました。これはとても稀なこと。今回の記事は、その中の大阪の記者が地検の検事から抜いてきたと言われています。2010年、大阪地検特捜部の主任検事がフロッピーディスクを改ざんしたことを記事にして出し抜いたのも大阪社会部。伝統的に地検に強いんです」

 


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いずれ公判で明らかに

記事化の流れも盤石だったようで、朝日のベテラン記者に聞くと、

 

「猪瀬都知事の件で、新聞協会賞を受賞した経験があるデスクを参加させ、東京と大阪で入念に裏取りをしていった。記事を載せるタイミングも含め、万全を期して出したのが、あの記事だったというわけです」

 

 

もっとも、文書を見せた側の大阪地検にもそれなりの思惑があったことは否定できない。

 

「公文書の書き換えは、籠池夫妻の公判が進めばいずれ明らかになることです。しかし、今ここで見逃してしまえば“検察まで安倍を守った”と非難されかねず、結果、国民の信頼を根底から裏切ることになってしまう。

その一方で、内閣人事局を牛耳る官邸は検察人事にまで口を挟んでいる。検察の中に“アベ、なめんなよ”と不満をため込んでいた分子がいて、いわば冷静に暴発したということでしょう」

(前出の幹部社員)

 

 

スクープが生まれるのはいつもそう。

出す方と受ける方、その利害が一致したときである。

 

 

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