少年刑務所で「80代受刑者」死亡??

 

佐賀少年刑務所で2月16日、80代の男性受刑者がけいれんを起こし、搬送先の病院で死亡した。

 

ネットでは「少年刑務所」と「80代の受刑者」という対極の組み合わせに疑問を持ったユーザーも少なくないようだ。

 

実は少年刑務所に「少年」はほとんどいない。

法務省によると、2016年の少年刑務所の入所者数は2609人。

20歳未満は12人(0.46%)だけ。

一部の重大犯罪を除けば、少年院に入ることが多いからだ。

 

 

●少年刑務所には「少年」よりも「高齢者」の方が多い

少年刑務所は、全国に6個所(函館・盛岡・川越・松本・姫路・佐賀)あり、「受刑者の集団編成に関する訓令」と、その「運用について」で対象が決まっている。

 

 

入所者の年齢は26歳未満が基本だが、割合で行くと1382人(52.97%)で半数に過ぎない。

残る半分は、犯罪傾向が進んでいない26歳以上が中心だ。

刑の確定後、地域性なども加味され、施設が決まるという。

 

 

65歳以上の高齢者が84人(3.22%)おり、「少年」よりも多いという。

年齢構成は次の通り。

10代=12人、

20~25歳=1370人、

26~29歳=415人、

30代=315人、


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40代=250人、

50代=126人、

60代=72人、

70歳以上=49人。

 

 

少年刑務所は一般の刑務所に比べて、矯正処遇が手厚い。

未成年の受刑者には、個別に担任がつくなど、特に配慮されているという。

 

 

成人した受刑者についても、職業訓練などが充実。教育が十分に受けられなかった受刑者を対象に、中学や高校の教科指導が受けられるところもある。

 

松本少年刑務所内にある「旭町中学校桐分校」は、2010年に『塀の中の中学校』としてドラマ化された。

 

 

●刑務所の入所者数が激減

刑事施設(刑務所・拘置所)の入所受刑者は年々減っている。

矯正統計調査によると、刑事施設全体では、2012年末の5万4116人から2016年末には4万4911人に減少。

一方、70歳以上は2750人から3104人に増えた。

 

 

少年刑務所もこの間、受刑者が大幅に減り、2017年3月には奈良少年刑務所が閉鎖された。

法務省によると、少年刑務所の高齢者率は上がっているといい、今後も上昇が予想される。

 

 

 

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