森友・改ざん前の文書は「まるで冗談」のよう

 

森友問題の改ざん前の決裁文書、まるでたちの悪い冗談のようです。

もし、役所を舞台にした小説にこのような文書が登場したら、おそらく多くの評論家から

「この作者は役所をしらない」

「荒唐無稽」

「現実感がない」

などと、集中砲火を浴びるでしょう。

 

籠池泰典氏が国会で述べたとおり、事実は小説よりも奇なり、です。

 

 

以下、いずれも改ざんされた「特例承認の決算文書『普通財産の貸付けに係る特例処理について』」から引用。

 

①打ち合わせの際、「本年4月25日、安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください』とのお言葉をいただいた。」との発言あり(森友学園籠池理事長と夫人が言質の前で並んで写っている写真を提示)。

 

写真を提示したなんてエピソード、なぜ記載?

 

 

②産経新聞社のインターネット記事(産経WEST産経オンライン【関西の議論】)に森友学園が小学校運営に乗り出している旨の記事が掲載。

記事の中で、安倍首相夫人が森友学園に訪問した際に、学園の教育方針に感涙した旨が記載される。

 

首相夫人が感涙って、なぜそんな四方山話が?ネット記事を公文書に引用された産経新聞社もビックリでは。

 

 

③籠池康博氏(別添名刺参照)

同氏は、「日本会議大阪(注)代表・運営委員」を始めとする諸団体に関与している。

(注)日本会議大阪は、全国的な国民運動団体である「日本会議」(美しい日本の再建と誇りある国づくりのための政策提言と国民運動を推進することを目的として設立された任意団体)が平成9年に設立されたのに呼応する形で、大阪に根付いたより広汎な国民運動を推進すべく、平成10年6月に設立された任意団体。

なお、国会においては、日本会議と連携する組織として、超党派による「日本会議国会議員懇談会」が平成9年5月に設立され、現在、役員には特別顧問として麻生太郎財務大臣、会長に平沼赳夫議員、副会長に安倍晋三総理らが就任。

 

(参考)森友学園への議員等の来訪状況

平成20年11月 中山成彬議員(衆・維・九州比例)講演会

平成25年9月 平沼赳夫議員(衆・維・岡山3区)講演会

平成25年12月 日本維新の会女性局(三木圭恵議員、杉田水脈議員、上田小百合議員(いずれも衆・維・近畿比例)等)視察

平成26年4月 安倍昭恵総理夫人 講演・視察

 

 

「籠池氏は日本会議大阪の役員」→「日本会議とは」→「日本会議国会議員懇談会」→「議員紺野の役員に麻生太郎財務大臣、安倍晋三総理」…。

 

なぜ上司は直接森友学園と関係ない日本会議の解説を読まされるんでしょうか?

アクロバティックな論理展開です。

これって、ただ安倍首相・麻生財相の名前を出したかっただけでは?

 

 

そして、わざわざ「議員等」として、安倍昭恵夫人を登場させてます。

等(議員以外)は昭恵夫人のみ。そもそも、森友にはそこそこ有名な民間有識者も訪れているので議員(と昭恵夫人)だけを抜き出す意味が分かりません。

 

 

お笑いぐさ、というより、お笑いそのもの。

 

役所の決裁文書としてはあまりに珍妙です。

 

 

さて、一連の決裁文書のもとで実行された国有地取引は、あまりに特殊で特例的なものでした。

貸し付けを認めたのも異例なら、貸し付けから売却への転換を認めたのも、延納(分割払い)を認めたのも、もちろん破格の値下げも異例です。

それぞれ他に例が見当たらないような特例が何重にも重なっている取引が、森友案件です。

 

 

つまり、一連の文書において、何度も不自然に強調される「昭恵夫人」の名前(および、日本会議をブリッジにして登場する安倍・麻生両氏の名)こそが、「特例的な取引を認める理由」そのものなのです。

 

「あらぬ疑いを招かないよう」とか「答弁との整合性が」とか、言い訳できるレベルでは全くありません。

 

今回の公表された文書の行間には、

「昭恵夫人も関係している学園なんだから、ごちゃごちゃ言わずに空気を読んで、さっさと特例を認めてくださいよ!」

と書いてあるも同然です。

 

だから、隠すしかなかったということでしょう。

 

安倍さん、総理も議員も即刻辞めて下さいね。

 

 



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