平昌五輪の米代表 「食用犬を持ち帰る」

 

<食用にされる運命にあった犬たちは、オリンピック選手とともに韓国を後にして新たな家族と人生を歩む>

 

 

熱気冷めやらぬまま、2月9日に閉幕したピョンチャン(平昌)冬季五輪。開催前は北朝鮮にまつわる政治的かけひきの行方に注目が集まっていたが、他にも注目されたトピックがある。

 

韓国の犬食だ。

 

韓国が文化的に犬食をしていることは欧米でも知られており、オリンピックに参加したオランダのスピードスケート代表のヤン・ブロクハイゼン選手が「韓国は犬を大切にしてください」と発言。

 

銅メダル獲得後の会見の終盤での一言に、韓国のネットユーザーを中心に

「レイシスト(人種差別主義的)で異文化に無知」

といった声が挙がるなど、騒動となった。

 

しかしこれ以外にも、「反犬食」をアピールした選手がいる。

 

アメリカ代表のガス・ケンワージー選手だ。ケンワージーは、フリースタイルスキー男子スロープスタイルに出場した選手で、前回のソチオリンピックの銅メダリストでもある。

 

ソチから1年後の2015年に自身のフェイスブックで、同性愛者であることを告白したことでも知られており、平昌では競技の出走前にパートナーの俳優マシュー・ウィルカスとキスをした映像が大きく報道された。

 

肝心のケンワージーの順位は12位と表彰台を逃したが、この2人はメダルに代わる大切なものを持ち帰った。

 

英デイリーメールによると、ケンワージーとウィルカスは平昌から足を伸ばし、ソウルから車で約40分の場所にある食用の犬の繁殖施設を訪れた。

 

ケンワージーらをこの施設に導いたのは、世界各地で動物愛護を支援するヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI)。

 

HSIによると、同施設は他と比べて「良好な状態」という。

しかしケンワージーは、寒空の下で電熱線で囲われた檻に入れられ、栄養失調で虐待されていると訴える。

さらに、ケンワージーのインスタグラムの投稿によると、出荷される犬は他の犬が見ている前で感電死させられるという。

 

 

ケンワージーは農場のオーナーに対し、食用の犬の繁殖をやめるよう説得したとAP通信が報じている。

 

このオーナーは、もともとペットとして飼っていた珍島犬(韓国原産の犬種)が子犬を産みすぎて、食用にする以外に選択肢がなかったという。

HSIのキム・ナラによると、これを機に施設はHISの資金援助を受けて養犬業から手を引く。

オーナーは今後、キノコなど他の作物の生産に切り替える計画だ。

 

 

韓国ではいまだ、食用として飼われている犬が1万7000匹存在するとみられる。

 

ケンワージーは今回訪問した施設にいた87匹をアメリカとカナダに連れて帰り、里親の手に渡すという。

また、2人はこのうち1匹を家族に迎え入れることをインスタグラムで報告。

瞬く間に18万を超える「いいね!」が付いた。

 

ビーモと名付けられたメスの子犬は、予防接種など必要な手続きを経てケンワージーとウィルカスの待つ、アメリカの新居に向かう。

 

豚や牛をペットとして飼っている人も世界中にはいるんでしょうが、やはり犬を食すというには相当な抵抗がありますね。

 

 

 



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