【平昌五輪】やまぬ韓国ネットでの個人攻撃

 

平昌冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜きのレース後の、敗戦を仲間の遅れのせいにするような発言をきっかけに、韓国国内でバッシングにさらされているキム・ボルム選手(25)が記者会見で謝罪した。

 

 

しかしこの会見を受け、動画投稿サイト「ユーチューブ」の書き込み欄やツイッター上には21日までに、「うその記者会見まで?」といった批判が計1万件以上も殺到。

 

キム・ボルム選手をさらに追い詰めている。

 

 

20日の記者会見で、キム・ボルム選手は

「私の発言で多くの人が傷ついたと思う」

と言って涙をこぼした。

 

しかし、ネットユーザーは

「記者会見というより国民大詐欺劇だ」

「世界中に恥をさらしただけでなく、記者会見で国民の怒りを買った」

「傲慢なインタビュー!だ」

などと、さらにバッシングの度を強めている。

 

 

韓国国内ではしばしば、ネット上での行き過ぎた個人攻撃が繰り返されてきた。ときには自殺するまで追い込む事例もある。

 

 

2008年1月、当時26歳だった女優で歌手のユニさんが自宅で自ら命を絶った。ネット上での整形疑惑が引き金だった可能性が伝えられている。

 

 

同じ年の10月には、女優のチェ・ジンシルさんが自宅で死亡しているのが見つかった。39歳だった。ネット上での金銭問題に絡む中傷に悩み、自殺したとみられている。

 

 

同年、こうした事態を重く受け止めた韓国政府と当時の与党ハンナラ党(自由韓国党の前身)は、ネット上の誹謗(ひぼう)中傷に厳罰を科し、本人確認を強化する「サイバー侮辱罪」の導入を検討し始めた。

 

この法案は、中傷された本人の告訴なしに当局が捜査できるほか、罰則を強化する方針も盛り込まれている。

ネット上での全面実名性も叫ばれている。

 

 

しかし、「匿名性をなくすのは問題だ」との反対意見も多く、いまだに法制化には至っていない。

 

キム・ボルム選手へのバッシングを、今すぐに止める術はないのが実状だ。

 

 

 



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