「スリーパー・セル」の恐ろしさ

 

「スリーパー・セル」という言葉をご存じだろうか。

 

国際政治学者の三浦瑠麗氏が、フジテレビ系「ワイドナショー」(11日放送)で、朝鮮半島有事に関連して、日本や韓国に潜入したテロリスト・工作員として紹介し、ネットで話題となっている。

 

果たして、どれほど脅威なのか。軍事と情報の専門家に聞いた。

 

「(戦争が始まると、テロリストが)一切外部と接触を断って都市部で動き始める」

「ソウルでも、東京でも、もちろん大阪でも。今結構、『大阪がヤバい』と言われている。潜んでいます」

 

三浦氏は番組で、こう語った。

 

直後から、さまざまな議論がわき起こっているが、「スリーパー・セル」を、どう認識すべきなのか。

 

 

自衛隊初の特殊部隊、海自特別警備隊で先任小隊長を務めた伊藤祐靖(すけやす)氏は

 

「現在も『スリーパー』と呼ばれるような工作員が、日本に潜伏している可能性は高い。北朝鮮が日本人を拉致できたのは、日本国内に協力者がいたからだ。合理的に考えて、北朝鮮は彼らを今でも日本に残しているだろう。工作員の数や潜伏場所、能力などは不明だ。逆に、分かってしまえば、スリーパーとは言わない」

と語った。

 

 

情報の専門家はどうか。

 

朝鮮半島情勢に精通する元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は

「1960年代から70年代にかけて、北朝鮮のテロ組織が日本に存在していたことは確認している。日本での工作活動よりも、韓国に渡って工作・破壊活動や世論誘導を主たる目的としていた。韓国に潜入するには日本人を偽装する必要があり、そのために日本人拉致が行われた」

と語った。

 

ただ、最近の動向については、

「日本を攻撃する事態となれば、北朝鮮は(工作船などで)特殊部隊を日本に送り込むだろう。(日本全土を射程に入れた)ミサイルも多数保有している」

と語った。

 

 

ともかく、平昌(ピョンチャン)五輪・パラリンピック閉幕後、朝鮮半島の緊張が高まることだけは確実だろう。

 

 

 



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