【平昌五輪】沙羅、号泣 銅!「最後は自分を信じて跳べた」

 

◇平昌冬季五輪

ジャンプ女子個人ノーマルヒル(2018年2月12日)

女子がノーマルヒル(ヒルサイズ=HS109メートル)で行われ、高梨沙羅(21=クラレ)が銅メダルを獲得した。

17歳で臨んだ初出場の14年ソチ五輪では4位に終わり表彰台を逃したが、2度目の五輪で悲願のメダルを獲得した。

伊藤有希(23=土屋ホーム)は9位、岩渕香里(24=北野建設)は12位、勢藤優花(20=北海道ハイテクAC)は17位だった。

 

メダルを確定させる着地を決めると両手を上げてガッツポーズ、そのまま無意識のうちに体の前で両手を合わせていた。

「飛び終わった瞬間、ホッとして涙が出ました」

日本女子ジャンプ初の五輪メダル。

伊藤、岩渕らに出迎えられて「おめでとう」と祝福を受けた。

 

1回目を終えて前回のソチ五輪と同じ3位につけた。

「不安もあったし、緊張もあって、よからぬことも浮かんできたけど、最後は自分を信じて飛べた」。

飛び出した瞬間に分かった。

「ここに来て一番いいジャンプを飛べた」

103・5メートルを飛んでトップに立ち、2人を残してメダル獲得が確定した。

続くアルトハウス(ドイツ)に抜かれ、最終ジャンパーで今季W杯7勝のルンビ(ノルウェー)は110メートルの大ジャンプ。

 

「金メダルを獲ることはできなかったですけど、自分の中でも記憶に残る。競技人生の糧になる貴重な経験をさせてもらいました」

と高梨の表情は晴れやかだった。

14年ソチ五輪の涙の敗戦から、平昌に向けてどんな状況でも勝てる対応力の習得に着手した。

動じない心と技術。

 

「最終的に勝負を決めるのは人間力」という信念の下で大学に進学し、化粧の楽しさに目覚め、運転免許を取ってドライブでの気分転換を覚えた。

最近ではバラエティー番組でブルゾンちえみのネタを完全コピーして仲間に披露。

視野の狭かった17歳の少女は、大人のアスリートへ進化した。

 

今季はルンビやアルトハウスら海外勢が台頭し、五輪を前に勢力図は一変した。

今季W杯は10戦未勝利。

 

追われる立場から追う立場に変わったが、平昌入り後も気負いない笑顔が目立った。

 

「前回より緊張した」という2度目の五輪だったが、女子ジャンプのパイオニアでもある山田いずみコーチからは

「顔がいい。ソチの時の顔よりも私は今の顔が好きだよ」

と言われていた。

 

「私はまだよどんでいる。キラキラ輝ける女性アスリートになりたい」

と話してきた高梨。

 

表彰台で浮かべた曇りのない笑顔が、4年間の成長を物語っていた。

 

 

 

TBS記者の兄と笑顔の共演

TBSの情報番組「あさチャン!」(月~金曜前5・25)に生出演。同局のスポーツ局に務める兄の寛大(かんた)さんと共演した。

12日に行われたノルディックスキー・ジャンプ女子ノーマルヒルで銅メダルを獲得した沙羅は、寛大さんとともに平昌のスタジオから生出演。

 

沙羅が「応援ありがとう」と頭を下げると、寛大さんは

「最高でした。やってくれましたね。最高の妹です」

と笑顔を見せた。

同局の石井大裕アナウンサーが

「(寛大さんは)普段から『妹は大丈夫です』と言っていた」

と明かすと、沙羅は満面の笑み。

 

寛大さんが取材に来ることもあったといい、

「支えになりました。海外遠征だとアットホームな家族感はないので、(寛大さんが取材に来ると)空気が違うものになったので新鮮でした」

と感謝を口にした。

 

 

 

 



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