「所沢は嫌」KADOKAWA社員が悲鳴

 

「所沢になんて、行きたいワケがないだろ!!」

 

誰もが、そんな悲痛の声を上げているという。

それが、現在のKADOKAWAの社内の状況である。

1月末に同社が、2020年に完成を目指している新たな拠点施設に、本社機能を移すと言及しているからだ。

 

現在、同社が建設を予定している「ところざわサクラタウン」。

印刷工場や物流倉庫、さらに、アニメ専門の美術館や図書館なども備えた複合文化施設だ。

同社によれば、出版に必要な機能をすべて集約するとともに、関係の深いオタクカルチャーの拠点となる予定だという。

 

だが、社長が「この施設に本社機能の半分を移転する」と言及したことで、社員に動揺が走っているのだ。

 

出版業界では、同社の目論見は、すでに他の出版社も実施していることを大規模にしたものだと見られている。

 

「本社ビルを建て替えた小学館もそうですが、集英社から岩波書店まで、たいていの老舗出版社は不動産収入が大きなウェイトを占めています。新潮社なんて、神楽坂駅周辺に会社や社長一族の名義で多くの不動産を持つ大地主ですし……」(出版社社員)

 

KADOKAWAの目論見は、不動産収益の最適化。

現在の飯田橋の本社ビルは、貸しビルにして収益を得たほうが都合がよいというわけだ。

 

新たな拠点となる「ところざわサクラタウン」は、JR武蔵野線の東所沢駅から徒歩12分の距離。

都心からは遠く、所沢市の中心市街地からも私鉄・JRを乗り継ぐかバスを待つ必要があるなど、交通の便もかなり悪い。

一説には「在宅ワークを中心にすれば、出社の必要もないじゃないか」という理由で移転方針が決まったともいわれる。


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仮に最寄りの東所沢駅周辺や、近隣の秋津・清瀬あたりの物件を社宅として借りても、貸しビル収入で十分に採算がとれるということらしい。

 

この発表を受けて、幾人かの同社社員に話を聞いたところ、一様に困惑の声を漏らした。

 

「いよいよ、この会社はヤバいのではないかと思った」

「編集部がなくて、編集者ができるか」

など、誰一人として、移転計画を支持する声は聞こえてこない。

 

さらには、こんな話も。

 

「まだ、どの部署が移転対象となるのかは、まったく決まっていません。なので、どうやって上に『自分たちの編集部は都内にないと仕事ができない』とアピールするかを、ひそかに話し合っていますよ」(ある社員)

 

また、中には

「東所沢駅から一駅で西武池袋線に移動できます。この路線沿いには、マンガ家が多いから、まずマンガ編集部は、すべて移転という話も……」

と語る社員も。

 

全社員に影響を及ぼしそうな一大計画。こ

 

の計画が現実になった時、日本のオタクコンテンツは、どう変化するのだろうか。

 

 

 

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