【平昌五輪】羽生結弦の「個人金」に追い風

 

波乱の幕開けとなった。

 

9日、平昌五輪フィギュアスケート団体の男子ショートプログラム(SP)に臨んだ宇野昌磨(20)。

4回転ルッツで手をつくも、大きなミスがなく103.25点をたたき出した。

 

今大会が五輪デビューの宇野は最終滑走。

動揺させられたのは、ライバルの相次ぐミスだった。

宇野の前に滑ったロシア王者のミハイル・コリヤダ(22)は3つのジャンプを全て失敗。

4回転ルッツと4回転トーループで転倒すると、トリプルアクセルは1回転に。

 

今季のGPファイナル覇者、ネイサン・チェン(18=米国)は4回転トーループが2回転になり、トリプルアクセルでは尻もちをついた。

 

シニア男子SPの場合、単独ジャンプは3回転以上でなければ0点となるルール。

そこに転倒による減点が加わり、チェンは80・61点と点数が伸びなかった。

 

「(他の選手が転倒した影響は)正直ありました。ネイサン選手やコリヤダ選手があれだけ失敗するのを初めて見たので、やはり緊張感は特別なものがあるのか。朝早いからかなと思ったし、自分も失敗するのかなと思いながら試合に臨みました」

と宇野。

 

ソチ個人銀のパトリック・チャン(27=カナダ)も2度転倒するなど、経験者ですら「五輪の魔物」にのみ込まれた。

 

この波乱、団体戦を欠場し、個人種目で五輪連覇を狙う満身創痍の羽生結弦(23)にとって朗報ともいえる。

 

昨年11月の右足関節外側靱帯損傷からぶっつけ本番で平昌に挑む羽生は、万全を期すため、大技の4回転ルッツを回避。

確実に加点を稼ぐ構成で臨む。

団体でチェンらメダル候補がことごとく4回転を失敗したことで、個人ではグレードを下げた構成にする可能性も。

そうなれば、厳しいと思われていた羽生のメダル取りに追い風となる。

 

振り返れば、ソチではプルシェンコ(ロシア)が直前練習で負傷して棄権。

ライバルが自滅したおかげで、フリーで転倒した羽生が金メダルを取れた。

 

 

平昌でも「もっている」ところを見せるか。

 

 

 



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