【平昌五輪】アイスホッケー女子の北朝鮮選手の“意味深”発言 通訳が慌てて訂正

 

韓国と北朝鮮がアイスホッケー女子で結成した合同チーム「コリア」が10日、1次リーグB組に登場し、前回大会銅メダルの強豪スイスに0-8と翻弄された。

 

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などによると、試合後の記者会見で、北朝鮮選手のチョン・スヒョンの“意味深”な発言を通訳が訳し直す一幕があった。

 

チョン・スヒョンは、9日の開会式で韓国の朴ジョンアとともに聖火の最終点火者のキム・ヨナさんにトーチをつなぐ大役を担った北朝鮮のエース。

スイス戦でも鋭いシュートを放ち、スイスゴールを脅かしす場面があった。

 

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領や、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(ヨジョン)氏らが観戦する中での試合について、チョン・スヒョンは

「私にとって最高の栄誉です」

と語った。

 

さらにチョン・スヒョンが五輪の舞台でプレーしたことに関する感想を口にしたところ、通訳は

「天国で戦っているようだった」

と訳した後、すぐに

「母国で戦っているようだった」

と“訂正”した。

 

 

北朝鮮による日本人拉致の存在がほとんど知られていなかった時代、日本の一部では北朝鮮が「地上の楽園」「天国」と礼賛され、「帰還事業」として在日朝鮮人や日本人配偶者らが北朝鮮に渡っていた。



 

2種類の翻訳からは、チョン・スヒョンら北朝鮮選手が「母国=天国」とすり込まれていることがうかがえる。

 

金正恩氏は平昌五輪を利用して南北融和を装い、韓国を取り込もうとしている。

チョン・スヒョンは最高指導者の意図通り、記者会見で「裂かれた二つより、一つが強い」と合同チームの意義を強調した。

 

10日の試合終了後は、文氏やトーマス・バッハIOC会長らがリンクに降りて南北選手をねぎらい、記念写真を撮影。

 

バッハ会長は

「勝敗も重要だが、血のつながった民族が一つの志向のために頑張ることが大事」

と語り掛けたと伝えられている。

 

文政権やIOCは、南北合同チームに「平和五輪」の象徴としての役割を求めている。

 

しかし、ニューヨーク・タイムズ紙によると、韓国選手のチョイ・ジヨンは惨敗したスイス戦の後、

「(南北選手の)氷の上での意思疎通はうまくいかなかった」

と暴露している。

 

 

 

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