大谷の同僚となった“凄すぎる男”メジャー最高選手トラウト

 

日本から大谷翔平投手が入団したことで注目度アップ間違いなしのエンゼルス。

だが、このチームには大谷をも凌駕するスーパースターが在籍している。

 

それが現役最高のメジャーリーガーとも称されるマイク・トラウト外野手だ。

 

トラウトの何がすごいかを説明しようとすると、「何もかもがすごい」としか言えなくなってしまう。

走攻守の全てが高水準で、強いて弱点を挙げるとすれば肩がそれほど強くはないという程度。

 

そんな些細なマイナスを軽く凌駕するスーパーぶりを発揮し続けているのだ。

 

まず、トラウトはメジャーデビューしただけで大きな話題となった。

2009年にドラフト全体25位でエンゼルスに指名されたトラウトは、2011年7月に19歳11カ月でメジャーデビューした。

高卒ルーキーが翌年に一軍デビューすることも珍しくない日本のプロ野球と違い、メジャーでは1巡指名の有望株といえども3年はマイナーで修業を積むのが通例。

 

それだけに10代でのメジャーデビューは異例のスピード出世と言っていい。

 

もっとも、さすがのトラウトも1年目は40試合の出場で打率.220、5本塁打、16打点、4盗塁とメジャーの壁にはね返された。

そして翌2012年は開幕をマイナーで迎え、再び下積みが続くかと思われたのだが、4月末にエンゼルスがベテランのボビー・アブレイユを解雇したことでトラウトに昇格の声がかかる。

 

これが伝説の幕開けだった。

 

打撃に守備に非凡な才能を見せつけたトラウトはいきなりオールスターにも選出され、最終的には打率.326、30本塁打、83打点、129得点、49盗塁をマーク。

 

新人としては史上初めて「30本塁打、30盗塁」を達成し、盗塁王のタイトルも獲得した。

この年はミゲル・カブレラ(タイガース)がメジャーで45年ぶりとなる三冠王に輝いたためリーグMVPこそ逃したが、新人王には満票で選出されている。

 

2013年以降も活躍を続けたトラウトは、26歳の若さですでにリーグMVPを2回獲得。

オールスターには6年連続で選出され、2014年と2015年には史上初となる2年連続のオールスターMVPに輝いた。

他にも打点王のタイトルを1回獲得したほか、リーグ最多得点を4回マーク。昨季こそ盗塁の際に右手を痛めて長期離脱してしまったが、基本的に故障にも強く、26歳で通算200本塁打に到達している。



 

これはア・リーグではアレックス・ロドリゲス、ジミー・フォックス、ミッキー・マントルら歴代の大打者と肩を並べるペースだ。

 

ただし、トラウトの凄みはホームランを量産する長打力だけにあるのではない。

むしろ本塁打はコンスタントにヒットを重ねた延長上にあるオマケと言っても過言ではない。

常に3割前後の打率をマークする割に三振も多いトラウトではあるが、リーグ最多四球を2回記録しているように選球眼は抜群。

ここ2年は出塁率でリーグトップに名を連ね、好打者の証とされるOPSも昨季は52本塁打を放ったアーロン・ジャッジ(ヤンキース)よりも上(1.071)だった。

 

そして、トラウトは守備でも非常に貢献度が高い選手として名を馳せている。

俊足を生かした広い守備範囲もさることながら、フェンス際での感覚が超一級で、ホームランをもぎ取るスーパーキャッチはトラウトの十八番と言っていい。

こうした攻守にわたる活躍はチームの勝利にも当然つながっており、最近のセイバーメトリクスで特に高く評価されるようになったWARではレギュラーに定着した2012年から2016年まで5年連続でア・リーグトップ。

 

特に2012年は三冠王カブレラよりもトラウトの方がWARで上回っていたことから、トラウトにMVP投票した記者もいたほどだった。

 

だが、万能なスーパースターとして活躍してきたトラウトにも、まだ証明できていないことがある。

それはポストシーズンでの強さ。

 

トラウトの台頭とエンゼルスの過渡期が重なったこともあり、キャリア7年間でトラウトは1シーズンしかポストシーズンを経験できていない。

その唯一の機会だった2014年もエンゼルスはロイヤルズに3連敗を喫し、トラウトは15打席でソロアーチ1本を放ったのみだった。

 

それゆえに今後も長くエンゼルスの屋台骨を支えるであろう大谷の加入は、2020年までエンゼルスとの契約を残すトラウトにとってもこの上ない朗報に違いない。

 

トラウトと大谷、日米の若きスーパースターの共演がメジャーリーグの舞台でどういった化学反応を示すのか。

 

1試合たりとも見逃せないシーズンが始まる。

 

楽しみですね・・・

 

 

 

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