麻原死刑囚 現在の異様な生活

 

東京拘置所に収容されているオウム真理教元代表松本智津夫死刑囚(62)は2008年から後は、家族や弁護人と面会していないとされ、近況は不明だ。

 

ただ、トイレに行かずおむつを着用するなど、異様な生活の一端が明らかになっている。

 

「弟子たちにストップを命じたが、負けた形になった」

公判が始まった当初は法廷で積極的に発言していた松本死刑囚だったが、やがて不規則発言や居眠りが目立つように。

 

その後、被告人質問では沈黙を貫き、弁護人との接見も拒否した。

松本死刑囚と接見した精神科医が東京高裁に提出した鑑定書などによると、同被告は失禁するようになり、01年から日常的におむつを着用。

一方、家族との面会は04年から始まったが意思疎通ができず、08年を最後に途絶えたという。

 

控訴審で弁護側は「訴訟能力がなく、公判を停止し治療を受けさせるべきだ」と主張した。

 

しかし、東京高裁は精神科医の鑑定や、裁判官が松本死刑囚と直接面会した結果などから訴訟能力はあると認定した。

 

最近では、松本死刑囚の四女(28)が申し立てた家事審判に絡み、家裁から照会を受けた東京拘置所が「聴力や身体機能は保たれ、精神的障害はない」と回答。

運動や入浴をし、健康診断にも応じるが、面会はかたくなに拒否しているとした。

 

刑事訴訟法は確定死刑囚が心神喪失の状態にある場合、刑の執行を停止すると定めているが、法務省幹部は「執行に問題はない」と話している。

 

 

 

一連のオウム事件の裁判が全て終結することを受け、法務省は教団の代表だった松本智津夫死刑囚(62)ら元幹部13人の死刑執行について、本格的に検討を始めるもようだ。

再審請求中の元幹部も多いが、法務省は請求中は執行を控えるこれまでの「慣例」にとらわれない姿勢を見せている。

刑事訴訟法は、判決確定の日から6カ月以内の執行を定めているが、公判に証人として出廷する可能性があるため、法務省は共犯者の刑が確定するまでは執行しない運用をしている。

 

最後となった元信者高橋克也被告(59)の判決が近く確定することで、執行のハードルは事実上なくなった。

 

松本死刑囚は2004年2月に一審東京地裁で死刑判決を受けた。

弁護人が控訴趣意書を提出しなかったことから控訴審は一度も開かれず、06年9月に死刑が確定した。

 

確定後、松本死刑囚の家族は再審請求を繰り返し申し立てており、現在は4回目の請求中。他の死刑囚12人のうち、遠藤誠一死刑囚(57)ら少なくとも7人が請求中で、井上嘉浩死刑囚(48)も準備しているという。

 

再審請求中は執行しないのが「慣例」となっていたが、法務省は17年7月、請求中の死刑囚の刑を18年ぶりに執行した。

関係者によると、この死刑囚は10回目の請求中で、同年12月に執行した2人もそれぞれ3、4回目の請求中だったとされる。

 

収容中の死刑囚122人のうち94人が再審請求しているが、上川陽子法相は

「再審請求を行っているから執行しないという考え方はとっていない」

と明言している。

 

 

 



-事件・事故, 国内, 話題
-, ,