人気グラドルが自らの〝枕営業〟暴露

 

世界的なうねりを見せる「Me Tooキャンペーン」

昨秋、ハリウッドから始まった「Me Tooキャンペーン」。

性的被害を受けた米女優のアリッサ・ミラノ(45)が、同じようにセクハラや性的暴行を受けたことのある女性たちに「Me Too(私も)」と声をあげるようにTwitterを通して呼びかけことから始まり、今や世界各国に広がりつつある。

ミラノは

「性的暴行がいかに蔓延しているか、目を向けてもらうのにパワフルな方法だと思った」

と声明文の中で語っているが、この行動に日本でも人気の高いレディー・ガガやビヨーク、パトリシア・アークエットらも賛同。

ついには、ハリウッドのトップ女優300人が業界内に蔓延するセクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)に共同で対応するための「Time’s Up(時間切れ)」キャンペーンを展開するまでになっている。

日本では、昨年12月17日にネットメディア「BuzzFeed NEWS」が、作家で人気ブロガーとして知られるはあちゅう氏の「性的被害」を記事化したことだった。

その中で、はあちゅう氏は、大手広告代理店・電通に勤務していた時、先輩男性からセクハラ、パワハラを受けたことを証言。

その上で「Me Tooに背中を押されました」と、証言の動機を語った。

この証言は瞬く間に広がり、全国から賛同する声が寄せられ、テレビのワイドショーでも報じられた。今年は「不倫騒動」から「Me Too騒動」にスイッチするかもしれない。

しかも、そういった中で、グラビアアイドルで女優としても活動している石川優実が、自らの体験――〝枕営業〟を綴った 『♯Me Too「私も。」』(https://note.mu/ishikawa_yumi/n/n1e73ecf608d1)に注目が集まっている。

 

10000字にも及ぶ長文記事である。

 

グラビアアイドルが自らの「枕営業」を暴露

もっとも〝枕営業〟といっても、結局、仕事に結びつかず、いわゆる「騙された」という部類になるが、彼女は

「自分自身が体験したことは、全て自分のせい」

とし

「自身の浅はかさ、主体性のなさ、未熟さ、情けなさ、無知さ。そういったものが引き起こしたことだと感じている」

と振り返っている。

その一方で、性的被害やセクハラを受けた人が声を上げることで

「人の心を傷つけているということを加害者に自覚させたい」

「被害者は傷ついたまま我慢する必要がない」

「こういった被害は表に出ないだけでたくさんある」

という思いが高まり、自らが味わった性的被害を公表することにしたそうだ。

 

しかも

「私は、他人のことは言いたくない。自分自身のことを書かなければ意味がない」

という。

石川優実について簡単に説明しておくと、私が彼女と初めて会ったのは10年前。

出身地である岐阜県多治見市から上京してきた時だった。

当時、彼女は「お菓子系アイドルの革命児」と言われ、今でいうなら〝地下アイドル〟的な部分で人気が高かった。

その頃の私には「お菓子系アイドル」というカテゴリーに対しての知識や認識はなかった。

が、ここであえて定義を言うなら、特定のマニア層から人気の高かった美少女系グラビア・アイドルといったところだろう。

当時、「クリーム」「ワッフル」「ジューシープレス」などのグラビア系雑誌があったが、そういった雑誌のグラビアで活躍していたアイドルを〝お菓子系〟と総称していたようだ。

その中でも人気が高かったのが「クリーム」という雑誌。

彼女は、その「クリーム」がおこなったアイドル総選挙(AKB48の総選挙は、このパクリだった?)でダントツの1位に輝いた。

「石川優実の登場で〝お菓子系アイドル〟が盛り上がった」

と当時を知るアイドル・ウォッチャーは言う。

いずれにしても、私が知るだけでもイメージビデオ(DVD)は30本以上は出ていたと思う。

 

映像制作の知り合いに聞いた話では、彼女は現場での評判が高く

「一度仕事をすると、そのスタッフからの再オファーが多かった」

というだけに、順風満帆な活動を続けていると思っていた。

そういった部分で、今回の彼女の〝行動〟には正直言って驚いたが。

よほどいたたまれない、忸怩たる思いがあったのだろう。

文章の中で、彼女は、「自分自身に深刻なストレスを与える自覚はなかった」と言いつつ、仕事をもらうためには、

「世の中とはこういうものだということ。自分には価値がないから、こうするしかないない。大したことではない。みんな我慢しているから私も我慢しなければ」

と思い込んでいたと振り返り、本編の中ではギャラのことから、仕事先の人への接待、さらにはマネージャーだった男性と在京テレビ局のプロデューサーと名乗る男との出来事をリアルに記している。

彼女自身は、あくまで「自分自身のこと」としているだけに、それが「全て」と言うわけではないが、私自身も相談されたことがあるし、そういった実態は聞いている。

 

しかし、石川のように、自分の受けてきた性的出来事をあからさまに公表するのは勇気がいることだ。

 

石川は

「これで芸能界での仕事が出来なくなっても仕方がない」という。

 

この記事の公表後には「迷惑がかかるから」とアルバイトも辞めた。

確かに、はあちゅう氏と同じように「Me Tooに背中を押されました」ということなのかもしれないが、何が彼女の導火線に火をつけさせたのか、気になるところである。

 

日本でMe Tooキャンペーンは広がるか

最近では、元TBSワシントン支局長だった山口敬之氏から「性的な暴行を受けた」とジャーナリストの伊藤詩織さんが訴えた事件があった。

この事件では警察の不可解な行動が話題になったが、検察審査会で「不起訴」となっている。

しかし、ここにきて米大手新聞社「ニューヨーク・タイムズ」も報じ始め、この事件に疑問を投げ掛けている。

山口氏は性的な接触があったことは否定していないが、詩織さんが言う「強姦容疑」については全面否定している。

詩織さんは現在でも「被害はあった」と強く主張しているだけに解決の糸口は見出せないが、正直言って性的被害への関心や問題意識は、米国と比べると日本は、まだまだ低いと言わざるを得ない。

 

だが日本でも「Time’s Up」という声が高まりつつあることは確かだろう。

 

 

 



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