無名時代の寺島進がアメリカまで会いに行くと・・たけしの対応が素敵すぎた

 

日本を代表する俳優のひとり、寺島進さん(52歳)。

今年で映画デビュー30周年を迎えた寺島さんですが、いわゆる“遅咲き”であり、30代なかば頃までは栃木県の「ウェスタン村」でアルバイトをしながら食いつないでいたそうです。

 

そんな寺島さんがブレイクしたきっかけが、北野映画。

北野武(ビートたけし)監督の作品に数多く出演したことで知名度を上げていきました。

 

寺島さんは現在、オフィス北野に所属するほどたけしさんと近い環境にいるわけですが、その背景には本人曰く「軽いストーカーのよう」にたけしさんに付いて回った時期があったそう。

 

その舞台は、アメリカです。

寺島さん自身が、そのときの経験について12月18日に放送されたラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)で語っていましたので、紹介しましょう。

 

1991年の北野映画『あの夏、いちばん静かな海。』に出演してたけしさんに惚れ込んだという寺島さん。

寺島さんは当時20代後半でしたが、たけしさんがアメリカで映画を撮るというウワサを聞きつけ、それを見学したいと思いアメリカまで飛んだそうです。

 

北野映画の出演歴はあったものの直接のコネはなかったため、寺島さんはオフィス北野に国際電話をかけ、「『あの夏、いちばん静かな海。』に出演させてもらった寺島進と申しますが、たけしさんはどこにいますか?」と動向を聞いたそう。

しかし、当然なかなか教えてもらえず、大陸横断バスのグレイハウンドバスに乗りながらアメリカをまわり、チャンスをうかがったといいます。

そんなあるとき、ハリウッドの安いホテルに泊まっていたら、事務所のほうからやっとたけしさんの居場所を教えてもらい、寺島さんは意気込んで会いに行きます。

するとたけしさんは、

「兄ちゃん、ちょっと飲みに行こうぜ」

と飲みに連れて行ってくれたとのこと。

 

その時の思い出について、寺島さんはこのように語っていました。

「たけしさんに『アメリカでなんか面白いことあったか?』って聞かれて、『いやぁ、バスのなかでタバコ吸ってたらテキサスのど真ん中で降ろされちゃいましたよ』って言ったら、たけしさんがゲラゲラ笑いながら『うちのヤツらは無茶するやつが多いなぁ』って言ってくれてさ。

“うちのヤツら”って言われたのが嬉しくてねぇ。

それで、当時は『ソナチネ』を制作する2カ月前で、『兄ちゃん、今度沖縄連れてってやるから。で、おれの舎弟の役やってもらうから』って言って結構大きな役をいただいたんだよ」

 

当時「全然仕事がなかった」という寺島さんですが、その後北野映画の常連になります。

さらにその後の活躍は、説明の必要はないでしょう。

惚れ込んだ人に会うためにアメリカまで行った寺島さん。

 

そして、そんな若者を見て、

「どこの馬の骨だかわかんないヤツをキャスティングしてくれた」(寺島さん談)というたけしさん。

スケールの大きい、素敵な話ですね。

 

こんなエピソードを知ってから観るとたまらないシーンがあります。

映画「Brother」にてアメリカの日系ヤクザと手を組みたいたけし親分の舎弟の役です。

 


 

このシーンはあまりに極端ですが、

人生を変えるためには、極端とも思える行動に出ることも必要なのかもしれません。

 

 



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