寝屋川監禁「姉の姿を見なかった」当時同居の妹説明

 

大阪府寝屋川市の民家の隔離部屋で柿元愛里さん(33)が両親に約15年にわたり監禁され、凍死した事件で、愛里さんの妹が

「姉が17、18歳ぐらいのときから姿をほぼ見ていない」

と話していることが3日、捜査関係者への取材で分かった。

 

大阪府警寝屋川署捜査本部は家族間でも接触を遮断し、両親以外は状況を知ることができないようにしていたとみている。

 

捜査関係者によると、父親の柿元泰孝容疑者(55)と母親の由加里容疑者(53)=いずれも保護責任者遺棄致死容疑などで再逮捕=が二重扉の隔離部屋で愛里さんを監禁するようになったのは平成14年ごろ。

 

当時同居していた愛里さんの妹は、府警の聴取に、愛里さんが17、18歳のころから

「姿を見ていない」と説明した。

両容疑者はその時期から、愛里さんが暴れたり、奇声を発したりするようになったため、隔離したとしているが、あくまでも「療養」が目的とし、監禁の故意は否認している。

 

愛里さんは昨年1月から急激にやせ始めるなど体調が悪化。

しかし医療機関には連れて行かれず、実質的に放置されていたとみられる。

 

死亡時、身長145センチで体重19キロだった。

 

また愛里さんは数年前から季節にかかわらず裸で生活。

両容疑者は「『暑い』と言って服を脱ぐから」としているが、最近は風呂にも入らせていなかったとみられ、捜査本部は療養の意図が本当にあったかどうか、確認を急いでいる。

 

両親は、柿元さんを風呂にも入れておらず、府警は衛生状態も劣悪だったとみて、体調悪化との関連を調べる。

柿元さんは数年前から裸で、昨年1月からは食事は1日1回しか与えられず、死因は栄養不足による凍死だった。

 

簡易トイレは、柿元さんが寝ていた布団のそばにあり、両親は

「(処理は)1~2週間に1度だった」

と供述したという。

 

また、逮捕された両親は「娘には自分たちの食事の残り物を与えていた」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。

監視カメラを使って監禁の様子を録画し、保管していたことも判明。

録画期間は10年に及ぶ可能性もあるという。

 

愛里さんは栄養不足などが原因で死亡しており、府警は映像を確認して監禁の実態を調べる。

 

 

 

 



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